シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

シャンソン歌手リリ・レイ 長坂玲東京シャンソンアカデミー 成城教室

2011年06月17日 13時06分36秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイ 長坂玲東京シャンソンアカデミー 成城教室

今年は 寒いくらいの梅雨 六月です。
八重の百合の香り 紫陽花の色彩
雨だれの 音楽
朝は 自宅の花々の水切り や 庭の花達の世話に始まりますけれど
今朝は 突然の電話
お店のお客様だった やんちゃな お坊さんが みえるとおっしゃいます。
我が家教室には 生徒さん以外は お招きしたくないけれど

来るもの拒まず 去るもの追わずが 私の人生教訓なので・・・・

ほんの五分の来訪でしたけれど 珈琲の香りと ミントの香りのお線香の
お土産と 下町の 作りたてお稲荷さんとかんぴょう巻き
のお寿司を 差し入れしてくださいました。

雨の音 雨色のけぶる庭
住宅街は静かなのに 大声のお坊さんは 嵐のようにいらして
台風のように さーっとお帰りになりました。
いつも 夜のお店では酔っ払って 本当に嫌でしたけれど
昼間の住職の雰囲気は 謙虚な姿勢。
夜の長居と お酒癖の悪さが
私や スタッフを 困らせてばかりでしたけれど
今は 私の修行時代の銀座接客業と思えて 感謝の経験です。
銀座のお店での忍耐 奉仕 滅私奉公 は音楽の道と似ています。
こんな世田谷の遠くまで 入谷のお寺から いらして下さるなんて
立派な方なのだと思いました。有難いです。
そして
今晩は 楽しみな ジュリエットグレコのシャンソンを聞きに行きます。
昨年も 一昨年も 素晴らしいシャンソンでしたので
ワクワクしています。
我が家には 厳重な セコムという留守番が居るので 安心。


シャンソン歌手リリ・レイ 長坂 玲 東京シャンソンアカデミー 成城教室

2011年06月17日 00時50分47秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイ 長坂 玲 東京シャンソンアカデミー 成城教室

成城教室で 昔から習っていた生徒さんだけでなく
毎週銀座まで習いにみえていた生徒さんも
成城学園駅から 少し離れた我が家教室が気に入ってくれています。
ゆったり コンサートを聴く気分で
他の生徒さんのレッスンを 庭を見ながら聞き入ります。
私も 今日は とやみちる さんという芸名の男性の 弾き語りの
お稽古をしていて 幸せでした。
誇りでした。こんな 音楽の子供が出来て 神様に感謝しました。
とやみちる さんは
二十代でお勤めしてから 趣味でピアノと歌を
一日一時間練習し続けて 35年だそうです。
フランス語のシャンソンも お教えいたしますが
今 イタリア語「フニクラフニクラ」 ドイツ語の「 歌の翼に」を
お教えしていますけれど 他の生徒さんと私は うっとり
聞き入りました。
私は 大学の専門が ドイツ歌曲でした 大学院がスペイン語歌曲で卒業。
オペラ団体二期会では イタリアオペラ ドイツオペラを
当時は まだまだ 遅れていて 歌い難い日本語訳で歌っていました。
なので
日本語訳詩で歌うのは 実は大得意です。
でも インターナショナル的には
原語で歌はないと テアトルでは 雇ってもらえません。
外国では 山田耕作など 日本芸術歌曲を歌うと喜ばれますが
詩人の原語で歌うのが 当たり前ですから 歌手は あらゆる原語の
ディクションを学び続けます。
学ぶ為の 良い先生を探して 世界中に飛びました。
でも 芸大の先生たちは 今思えばハイレベルでした。
芸大入学前 その後の勉強での基礎は 世界に通じる技術でしたから。

恩師 毛利準先生は 亡くなってしまいましたけれど
いつも 自宅のレッスンの時には 美しいワンピースを着ていらっしゃいました。
パリの レジーヌ・クレスパン先生も ベルギーの
リュシエンヌ・デルボー先生も自宅で ロングドレスでした。
自宅だからといって 私も だらだら にならないように
身を引き締めています。音楽の心は 先生たちに教えていただき
私もやっと 自宅で先生になれました。
命と同じように 芸術も繫いでゆくものなのですねぇ。

とやさんに 見習い 生徒さんが終わってから パリ祭の
メマン の練習の後 バルバラの「リヨン駅」の弾き語りを
暗譜しました。毎日コツコツ このまま 練習し続けて
弾き語り 歌詞とピアノ暗譜のレパートリーを
私も増やし続ける事にいたしましょう。感謝。感謝。
深夜 雨の音がオーケストラ。 二重のピンクの百合の香が漂う。
孤独の世界。これを 幸せと感じることが出来るようになれて感謝。