ぐずついた天気の日曜日は山手の美術館へ。
黙って展示されている21点の木版画作品を眺め、あれこれと勝手な想像を巡らせて好きなように解釈して帰宅。
私は芸術の知識なぞこれっぽっちも持ち合わせておりませんので、ただ単純に自分の好みで見て回るだけです。その中で心を惹きつけられるものがあればしばらく立ち止まり、気が済むまで見入っていることでなんとなく楽しい気持ちになれるんですねぇ。それでいいと思ってます。
お酒も同じようなものかも知れませんね。
売れるお酒には物語性があるとか目新しさが必要だとかと言われておりましたが、そういった要素で売れたお酒はいつの間にやら忘れ去られているように感じます。理屈や肩書なども一時的なもの、真面目な酒蔵さんが誤魔化さずに正直に造って、ただ単純に旨いと思ってもらえたお酒こそが飲み継がれていくと思っております。
とは言っても、「この酒 旨いなぁ。」と感じていただけるかどうかは飲んでもらわなければ分かりませんから、まずは飲んでもらえるように努力するのみですわ。酒屋としてもっと頑張らねばなりませぬ。
暑苦しいと思われるかも知れませんが、本気でそう思える自慢のお酒だけをおすすめしております。
まだ飲まれたことがない方は、ぜひ一度飲んでみてください。10月1日は「日本酒の日」ですからちょうどいいですよ?
それでは明日からの週も どうぞよろしくお願い申し上げます。
本日も日本酒で乾杯!