西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

今日の活動、交通安全運動、宅建業務、政治活動、他(3月議会開会日の出来事)

2022-03-31 22:37:39 | 日記

3月も今日で終わり

明日からは新しい年度の始まりです

選挙も近いし、年度替わりの各種行事もあるし、なかなか多忙です

今日もいつもの場所での交通安全運動から始まりました

子供たちへの挨拶運動は部活に行く中学生に挨拶する程度です

中学生はさすが運動部、しっかりと返事してくれます(とても気持ちが良いです)

 

終了後宮崎に行き宅建業務、今年度最後の日であるし、明日からは令和4年度が始まります

4年度から新たに取り組むこともあり、多忙です

終了したら西都に戻り、西都のお店で昼食(コロナで疲弊した飲食店の足しになればと・・)

 

次は議会活動報告です、訪問していろいろとお話しすると

やはり市民の関心は救急医療についてでした

 

市民の皆さんにはわかりにくい、内情をお話しさせていただきました

ほとんどの市民のみなさんが私の考えを十分理解してくれているように感じます(さらに、はっぱをかけてもらった市民の方もいました)

 

市民が分からないのは議会の決議についてのようでした、採決されたから議員全員が認めたのですか?(あの決議でいいの?という疑念が市民にはあるようでした)という疑問がありました

 

この3月議会で決議されたのは2つあります、それについて説明しました

そこで先日ブログでも報告したのですが、再度書かせていただきます(とても大事なところなのです、議事録以外の議会の流れも説明します。この部分は青文字で書きます。なるだけ事実中心に書きますが、私の私感も入っていることはご容赦ください

 

開会日議事がほぼ終了し、今日はこれで終わりかなと思ったら、K議員から緊急動議が出ました

内容は「地方独立行政法人西都児湯医療センター第3期中期目標を早期に定める決議(案)」というものです

いつものように藪から棒に出された議案だったので、議運を行いました(議会を進行するうえで議会運営委員会にかけることはトラブルをなくし、真摯に議会を進めるためです。)

 

議運においてこの件(この件とは、医療センター第3期中期目標を市が出すことを指します。これは前回の12月議会において、大変もめた案件です)は何度か議題に上ったのですが、昨日の議運で行政側が取り下げるという申し出をし議運で了承したのに、突然出されたのです

(なぜ取り下げたかですが、反対討論の中でも書きますが、評価委員会の了承を得て、市民のパブリックコメントをもとに作られた目標を、ある議員たちがある目的のために修正しようとしました。修正されることにより、市民の願いである急性疾患に対応する二次救急がセンター医療業務の中から損なわれるのを市は恐れ、提出を見合わせたのです。

 提出して議会の議決をえたら、と思われる市民の方もおられるでしょうが、今の西都市議会は急性期疾患に対応できる二次救急を守りたい議員より、現理事長のいう脳疾患等の二次救急は省きたいという考えに加担する議員が多く、出せば必ず修正されるからです。)

(なお12月議会で取り下げた案件ですので、市は3月議会に出そうとしました。ところが議会運営の場で開会日の日に委員会付託して開会日に決議してしまおうという動きがみられたので、行政側が開会日前の議運で提出を取り下げたのです。そしてもめましたが取り下げることは議運で承認されました)

いつも言っているように、採決になったら急性期疾患に対応できる二次救急医療を守っていこうとする議員は少数派なので負けてしまいます(6対10です、曾我部君が辞職し、議長は同数でない限り採決に加わらないので総数16人です)

そんな中、藪から棒に動議が出されたのです、私は何ら反論しないのは市民の救急医療に対する思いを無にすることになると思い、この決議を読み解く時間と、反論を用意する時間をいただきました

読みました一見まともそうですが、深く読み解くと、とても危険な部分があり、反対討論を考えました

急ぎ反対討論を創り上げました、それで

午後4時半から再開が決まりました

提案者から決議案が朗読され、質疑そして討論となりました

私はまず最初に反対の立場から討論いたしました

以下の内容です

一部議員が提出された決議(案)に対し反対の立場で討論します

 

まず前提ですが、12月議会において文教厚生常任委員会で中期目標を討議した時、修正が出た経緯があります。

今回の件もその修正に関わることと私は理解し、討論いたします。

まず最近の代表者会議でも、また今回決議に出された文章でも、「違反」という言葉が出ていますが、あたかも首長を落としめる言い方をしていることはおかしな決めつけです。

また目標の定めがないことが医療機関に重大な支障を来すと決議案では言われました。

私の理解するところでいえば、目標がないから医療がストップするわけでなく、運営を粛々と行うことができると思います。

このように、あまりに一方的な内容であることをまず申し上げます。

 今回市民に知ってもらいたい大事なことは、先に言いましたがこの決議案が市民の望む二次救急の実現にならないおそれのある議案だという事です。

 西都市が提出しようとしている第3期中期目標案を確認しましたが、第二期中期目標、計画に沿ったものでした。そのうえで反対の理由、考えを述べます

 ・今回の第3期中期目標は独立行政法人西都児湯医療センターの理念、基本方針に沿って作成されたものであるという事

 ・先の修正案では「二次救急を行う事」という文言が削除される案でした、この事は医療センターにとって最も大事な入院手術を行わなくって良いという事になる恐れがあります

 ・今までの一般質問の答弁で明らかになったように、現状はセンターへの救急搬送が減っているうえに、急性期疾患で最も重要な脳神経外科手術がおこなわれていない

 ・長田先生時代はセンターの医療技術が優秀であり、何より収益性がよく、黒字となりそれを当時新病院建設費に充てようと考えていました。ところが現在収支状況は悪く昨年度は約二億円の赤字、今年度も相応の赤字が予想される

 ・そういった中で二次救急を行わないことになったら、市民へ大きな負担を強いることになる(医療単価がまるで違います)

 ・そして何より、第3期中期目標案は評価委員会での慎重な審議を経ており、またそれを市民のパブリックコメントを経たうえで作成されている

 ・議会がそれを安易に修正しようとするのは、評価委員会の審議を無視し、市民の意見を議会が無視することとなる(これは重要なことです議会の暴走と言っても良いです)

 以上を持って、一部議員が市民の願いを無視した修正ありきの考えで、第3期中期目標案を出させようとするのは、医療センターの理念、市民の願いを無視することになりうるので、西都市を含めた一市五町一村の二次救急を守る立場の議員として反対するものである。

 議員の皆様には、市民の生命を守る医療を守る意味からも私の反対討論を理解していただき、反対の票を投じていただきたく願います。以上を持って反対討論とします。

 

上のような反対討論をしました、提案された議案は市として早く目標を出してくださいという、一見至極まともそうなものですが

その実、上に書いてあるように、目標案に修正を加え、多数派で可決してしまおう(二次救急医療をやらずに済むようにする考え)というのが本質だと私は思います

そうなれば評価委員の審議、そして何より市民のパブリックコメントを踏まえた目標を、議会が勝手に修正してしまうとになってしまうのです

それは市民が要望している救急医療の姿ではありません

多数決で決まることを前提としたものです(この多数決になってしまうところが、今の西都市議会の悪いところです。もちろん民主主義ですから採決にあたって多数決は全く問題はないです。ですが、前提として議員一人一人が議案を深く考え、市民の考えを理解しそのうえで採決にあたるという状況なら良いのです。ですが今は、そうではないと私は感じます、実際決議案をまともに読んでいなく賛成するといった議員もいました。)

残念ながら最後は採決になり結果は負けます、それでもなお、負けても自分の考えはしっかりと表明し議論し討論することが議員としての役目だと思うし、今回は特に私が最も大切にしていた急性期疾患から命を守る二次救急の命運がかかっていたから必死でした。

この事は3月議会の最後の日までつづきました、そのことは明日以降再度報告します。

私は救急医療についての市民の利益とは①急性期疾患、つまり一分一秒を争う急性期疾患に対応できる救急医療を提供すること

②そのうえで夜間救急など政策医療の部分は除いて、それ以外は収支バランスをしっかりとりながら病院経営をすること

③南海トラフ大地震等の災害に対応できる災害拠点病院を設置すること

大まかにこの3つが市民の利益だと考えます、その点で一部議員が開会日に出した動議は市民の利益が見受けられないので、強く反対したのです

コメント
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