西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

今日の活動、挨拶運動、3月議会閉会、議員提出議案、反対討論、面接、業務、稽古

2022-03-18 23:55:46 | 日記

ものすごい雨でした、家の雨どいが詰まっていて、横樋から水があふれ玄関先は水浸しでした

雨靴を履いて、通学生への交通安全運動

それが終わったら市役所、今日は閉会日ですが、その前に議運があるという連絡がありました

こんな時の議会運営は嫌なことが多いので、ドキドキしていましたが、些細な訂正だったのでほっとしました

 

10時から議会です、まず議案の訂正(議運ではかったもの)を行い、35の議案と陳情を付託されたそれぞれの委員会の決定事項を委員長が報告しました

委員長の報告を聞くと一部反対があったが、全議案可決というのが各委員会の報告でした

質疑はなく、討論に移りました

例によって、党の意向を反映させたり、市長嫌いで反対しますという、事しか感じないような反対討論がありました

その後採決となって、すべて採択されました

 

陳情は女性団体から出されたもので、申請者の市民は委員会で説明され、結構責められたという話を聞きましたが

含意(全く問題なし)と市民としての思いをしっかり貫き通されたようです、それが議員に通じたのか全会一致で採択されました

陳情Ⅱは公共施設の分煙の件ですが、これも採択しました

 

次に特別委員会の一年間の報告です、ここでもめました

救急医療調査対策特別委員会において、K委員長の報告について質疑がありました

このやり取りで紛糾しました(詳しく知りたい方は直接お話しします)

他は質疑ありませんでした

もうこの時点で、お昼をはるかに過ぎています

でも続けて行いました(傍聴された皆さん、申し訳ありませんでした)

議員提出議案3号は私が提案者です、そして岩切議員、田爪議員、北岡議員、荒川敏満議員、井上久昭議員が賛成者です

(5人には提案を事前に読んでいただき、賛同していただきました)

その原文がこれです

 

地方独立行政法人西都児湯医療センターにおいて         

脳疾患等の二次救急医療が早期に開始されることを求める決議(案)

 

西都児湯医療センターの定款第1条には次のような目標がある。「この地方独立行政法人は、地方独立行政法人法に基づき、地域住民に救急医療及び高度医療をはじめとした医療を提供するとともに、地域の医療機関及び西都市と連携して、住民の健康の維持及び増進に寄与することを目的とする。」、そして、医療センターの第2期中期目標と中期計画には、「緊急性の高い脳疾患や地域に不足している内科疾患における二次救急医療の提供を行うこと。」とある。

これこそが医療センターの目標であり、存在意義だと信じる所である。

このことは、2020年の3万5千人、古くは2007年の5万6千人の署名結果を見ても、西都市民だけでなく児湯住民も同じ考えであることが明白である。

さて、2020年からの医療センターにおける救急医療の経緯であるが、令和元年度には脳神経外科手術件数が168件だったが、令和2年度はわずか5件となっている。さらに、脳血管手術は現在行われていない状況である。

それに伴い、令和2年度は1億9,682万9千円の赤字であった。ところが、二次救急医療が充実していた時、平成29年度4,535万円、平成30年度は8,246万円、令和元年度は8,682万円の経常利益を出していた。この3年間の収益を合計すると2億1,463万であった。たった1年の赤字で3年間の黒字がほぼなくなった状況であるし、金額公表はされていないが令和3年度も赤字の見込みが報告されている。

さらに、脳疾患搬送でいえば、令和元年は171件の出動に対し医療センターに110件搬送できたが、令和3年度では231名の脳疾患搬送に対し医療センターには39件しか搬送できなかった。ほとんどの患者が宮崎市へ搬送されている。

西都・宮崎間は宮崎市に近いところでさえ30分以上の救急搬送時間を要し、西都市東北部、児湯郡においてはさらに時間を要する。

脳疾患治療は時間との戦いであり、令和元年以前と比べ市民の命が危険にさらされていると言っても過言ではない。

また、新病院建設についても、病院事業債は赤字経営状態だと借入れが難しく、もし借り入れられたとしても、今のままでは医療センター独自の返済が不可能であり、市、市民に負担をかけることになる。

このまま医療センターが脳神経外科等の二次救急医療に消極的であるならば、宮崎県医療計画や宮崎県地域医療構想にも影響を与えることとなる。

以上のことを打開するため、令和元年以前のように、地方独立行政法人西都児湯医療センターにおいて、脳疾患等の二次救急医療が早期に開始されることを強く求めるものである。

 

以上、決議する。

 

令和4年3月18日

 

西都市議会

 

その後討論となり、反対立場で荒川昭英議員、狩野議員が討論し

賛成の立場で田爪議員、北岡議員が討論しました

白熱しました

で結果は8対8で可否同数(上の6人に井上司議員、太田議員が賛成してくれました、計8名)、この場合議長がどうするかですが、ためらうことなく反対し、否決されました

でも可否同数になったことは、とても良かったと思います

しっかり決議案を読んでいただき賛成していただいたわけですから、上記の決議文の支持が市民の間にも広まってくると期待しています

次は同じような内容ですが、結局現理事長のもとで一次救急一所懸命やろうという内容です(ざっくりですが)

私は次のような反対の立場で討論を行いました

 

議員提出議案第4号に対し反対の立場で討論します

まず決議案の名称である「地方独立行政法人西都児湯医療センターの安定した運営を図るための救急医療体制の充実を求める」という文言ですが、私も経営的に安定し、急性期疾患に対する救急医療体制の充実を求めているので、一見似た考えを持つものであります。

しかし、本文中にいくつか異議があり、その理由を述べ反対の立場で討論いたします。

まず平成21年3月25日の決議を冒頭に出し、その決議をもって一次救急と二次救急の連携、ここに西都市民が求める救急医療の原点であると導かれていることについてです。

この決議が出た背景について少し述べさていただくと、私は平成18年に「西都児湯の救急医療を考える会」を立ち上げ、救急医療についての講演会、活動資金集めのバザー、そして県知事へ働きかけを促すため、西都児湯一市五町一村の住民の皆さんへ著名をお願いしました。

西都児湯の当時の人口10万5千人のほぼ半分の5万6千人の署名を集め東国原知事に届けることができました。短期間で集まったのは各種団体の皆さんが本当に自分のこととして動いていただいたからであります。

ではなぜそんな運動になったかですが、ここが大切なポイントなので少し説明させていただくと、平成16年から導入された「新医師臨床研修制度」により医師が研修先を自由に選べるようになって、大学が同病院に派遣していた医師を次々引き上げたことに端を発します。

そしてこれは全国同時多発的に発生しました。それとともにコンビニ受診などによる医師の疲弊などが問題となった時代でした。

西都医師会病院では内科医が不在となり入院患者を転院させるなど起こり、病院の経営状態が急激に悪化しました。

当時は公設民営つまり医師会が経営していました、つまり損失は医師会が払わなければいけなかったのです。当時の記録では開業医の皆さんも高齢化となり、当番制の夜間救急当直がきつくなったこともありました。

そして救急病院の経営体制があれから何度か変わりました。平成21年西都市議会の決議はその極めて厳しい時代に医師会病院を守るために決議したものです。したがってこの決議は困窮した医師会病院守るために出したもので一次と二次の連携をうたったものではないことを申し上げます。

またこの決議において3つの事項を議会は求めています。 

その二つ目には次のように書かれています「西都医師会病院に対する認識の共有化を図るため、西都児湯医療圏自治体及び住民の理解を求めること」児湯の住民の理解を求める努力が必要であると当時の議会は決議しております。

今回の議案第4号の中盤部に「現状において脳神経外科の手術ができないことは事実である」と正直に書かれているのは評価しますが、そのあとに「赤字を西都市が負担することは決まっていない」との文言は、今議会での地方独立行政法人と公立病院の違いは、という私の質問の中で当局はこう答えています「独立採算制の原則を前提としているが、住民の福祉の増進という公共性の観点から、採算ベースに乗らない部分は設立団体において負担することとなっている」負担しなければならないというものではないが、負担する場合も十分ありうるし、地方独立行政法人にした理由に市が後ろ盾という意味合いがあり、だからこそ宮崎大学は安心して医師を派遣してきた経緯があります、したがって、「負担することは決まってはいない」という文言は承認できません。

次に「経営及び医療体制が危機に直面しているのか、そんなことはありません」、と申されたがセンターが3年間で得た黒字分に匹敵するような赤字をたった一年で出したこと、脳神経外科手術ができず市外への搬送が激増している状況は医療体制が危機に直面しているとしか考えられません。

また「脳神経内科の診療科も増やされるなど」と言われたが、大切なのは手術ができ一分一秒を争う急性期疾患から命を守る手術ができる体制であり、脳神経外科そして麻酔科の充実が求められるのであります。

最後の方で「橋田市長が選挙で公約した脳神経外科医の復帰について、直ちに約束を果たすべきである」と言われたが、2019年12月18日に、西都児湯医療センターの先生方から話を聞く機会を得ました、2名を除いた16人議員が聞いています。それを聞いたなら、なぜ優秀な脳神経外科の先生や呼吸器内科の先生がやめることになったか、つまり理由が理解できるはずです。

心ならずもセンターをやめることになり、それによって急性期疾患に対応できる救急医療が混乱したのは、現市長である橋田市長の責任ではなく、前押川市長に責任があることは自明のことであります。

そしてどういうセンターの体制になれば復帰が可能なのかも、あの先生方の声を聞いている議員ならわかっていると私は思います。

ならばその環境を作る責任は、議会にも重くあると考えるものであります。

最後に「三位一体」の三位の表すものについて、違う認識があるようです。

三位一体とは「市民住民」「医療関係者」「行政」であると信じます。

この三者が西都児湯の救急医療体制のために力を合わせるものであることを最後に述べておきます。

 以上を持って、議員提出議案4号については承認できない部分があるので、西都市を含めた一市五町一村の二次救急を守る立場の議員として反対するものであります。

 議員の皆様には、市民の命、安心安全を担保する、真の救急医療体制を再構築する意味からも、私の反対討論に理解していただきたく願います。

以上を持って反対討論とします。

ちなみに反対討論は私と田爪議員 賛成討論は狩野議員でした

結果6対10で採択されました、残念です

 

以上が今日の議会の内容でした、終了したのは午後2時ぐらいでした

私は宮崎市で来年度の職員面接があったので宮崎に行きました

二人面接し適性検査も上々でした

もう一つの案件の説明を受け

 

西都に戻りました。戻りながら市民からの相談事の電話があり、その度毎に路肩に停めて伺いました

なかなか西都に着きません

 

夜は稽古、中学生は大会前なので抑え目な稽古です

所で空手は武道です、礼に始まり礼に終わるのが武道です

南空会では稽古始まりに遅れたら、まず稽古場の外に正座黙想

し、指導者の許可をもらって礼をして稽古に加えています

皆しっかりと守ってくれます

稽古の後半は個別稽古マンツーマンで指導です

コメント
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