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こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「しあわせな放課後の時間」~デンマークとフィンランドの学童保育に学ぶ~

2014-01-09 22:04:21 | 読書
同じ時代に、同じ地球の上に生きて、こんなに幸せな子ども達がいる。

「社会全体で子どもを育てる」ということがどういうことなのか?
ホントのゆとりとは何か?

デンマークの駅には改札口がないという。
自分で買った切符を持って電車に乗る。車内に検札も回ってこない。出口にも改札がない。
「切符を買わずに乗車する人はいないのですか」と尋ねたら「そういう人は何らかなの理由で教育を受けていない人なのです」という答えが帰ってきたという。

今年の新年互礼会で維新の会の衆議院議員は「道徳の教科化」を力説していた。
なんと的外れな発想であることか。

子ども達が充分に愛され、思いきり遊び、様々な体験をしながら育つ環境を整えること。
その中で子どもたちは「社会の中で生きていくルール」を身につけていくのだということ。

教育・保育の現場で活動している人達の訪問記はとても豊かに生き生きと「幸せな子どもたち」の姿を伝えてくれる。

発行所;高文研
著者;石橋裕子(佐賀県放課後児童クラブ連絡会理事長)
   糸山智栄(前岡山県学童保育協議会事務局長)
   中山芳一(岡山県学童保育協議会事務局長)
   庄井良信(北海道教育大学教授・臨床教育学)
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4 コメント

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Unknown (コウサコ)
2014-01-10 09:36:59
フィンランドの教育事情は知っていましたが、電車のチケットの件ははじめて知りました。
目からうろこの情報発信ありがとうございます。
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Unknown (ただち恵子)
2014-01-10 14:46:06
コウサコさん

私も「目からうろこ」でした。水道料金も自分でメーターを見て支払うんだそうです。
社会人としてのモラルと常識は18歳までの教育の中で身につけると言います。学童保育もその一環なんですね。
少人数の教育、子どもたちの自発性を尊重した学習の保障、いつかこの目で見てみたいです。
返信する
福祉でも (tweety)
2014-01-10 21:51:59
ヨーロッパ諸国の事例はほんとによく取り上げられますが。。
改札口のことは、初めてですね。

道徳。。今の道徳って何教えてるんだろうって気になります。
わたしのころは、障がい者のこと、の話が載ってましたが。。「にんげん」って本がありました。でも、必修ではなかったですね。まだ土曜日が授業ありましたから。。2週に1回するって感じだったような気がします。
実際、講義にも来られたこともありました。
どういった道徳を必修にするのってとこ気になります。
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Unknown (ただち恵子)
2014-01-10 23:06:44
tweetyさん

子ども達に「道徳」を語るには、まずおとながお手本を見せることですよね。改札口や水道メーターのことは一例で、よりよい社会をつくる一員としての「人」を育てる教育を、おとな社会の全体の責任で取り組んでいるということだと思いました。
「うらましい」で終わらせてはならないことだと思っています。
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