こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

“介護予防”について考える

2011-12-06 20:43:47 | 社会保障
きょうは市議会本会議1日目。
6人の議員が一般質問。

7番目の私は、明日の朝、一番になった。

「介護予防」についての質問があった。

「太極拳のまち、喜多方」の例、パークゴルフの普及について・・・。などなど。

そして「介護予防の効果があがれば、扶助費の増加を抑制できる。」

それは、確かにそのとおりだ。私も、そのように言ってきた。

しかし、聞いていて少々違和感を覚える。

第一「介護予防」という日本語がおかしいと思う。
初めて聞いたときから、変だと思った。
制度の中で、ひとつの用語として使うので仕方ないが、繰り返し聴きながら「やっぱりおかしい。」と思う。

「病気の予防」とは言うが、「医療の予防」とは言わない。

正確には「介護を要する状態になることを予防すること」だ。
そして、「介護を要する状態になったら、その人が望む暮らし方をしながら、より重症化することを防ぐ」ことだ。

それは、ひとりひとりの高齢者の、「その人らしい暮らし方」を支えることだと思う。

元気な人はそれなりに、また介護が必要な人もそれなりに、「その人らしい暮らし方」をどう支えるか?


そういう視点を抜きにして、「介護保険財政の健全化のために、みんなで介護予防しましょう」みたいな議論は、「ちょっと待って」と言いたい。

質問が明日になったので、もう一度、全体を考え直してみようと思う。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ハリー)
2011-12-07 22:36:40
健康な体作りという主旨でなく、介護の負担を軽減するための『福祉切り捨て』が見え見えですね。『命は金に換え(替え)られない』ですよね。私は、自由主義者ですが、『介護の予防』をするようでは、自由な社会は築けません
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Unknown (ただち恵子)
2011-12-08 23:35:30
「命はお金に換えられない」・・・まさに、その通りです。

しかし、大きな病気を背負って生きる友人は「財布の中を確かめてから病院に行く。病院に行くことは、自分の命を、お金で買いに行くこと」と言いました。

忘れられない言葉です。
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Unknown (ハリー)
2011-12-09 00:12:44
『財布と相談』せずに病院へいけるようになるべきです。『命に代えられない」といったのは、政府や役所に対してです。構造改革を口実に、福祉切捨ては、『生存権の侵害』です。アメリカでは、自由主義(リベラル)は、福祉重視で、保守派(共和党に多い)は、市場原理重視です。
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