こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「日本国憲法」は“命と平和”のバトンだと思う

2013-02-06 23:12:44 | 憲法・平和
泉大津9条の会の月例学習会。
いつもの倍以上の人数で、満席に。
資料も足りなくなって、嬉しい悲鳴です。

会の代表、青山政利先生が用意してくださった資料は、「自民党憲法草案を診る」と題して、現行「日本国憲法」と、自民党の「新憲法草案全文」を対比したもの。

自民党は「まず96条」を変えて、「憲法改正」を衆参各議院の、現行の「3分の2」から「過半数」でできるようにしようと言う。
「憲法を変える」ハードルを低くしておいて、次に何を変えようとしているのか?

現行憲法と自民党案を逐条で比較しながら読んでいく。

現行憲法の「戦争の放棄」は、すっぽりと消え「安全保障」という言葉に置き換えられる。
現行9条1項は「平和主義」という言葉で残しながら、平和主義=戦争放棄を担保する「軍隊は持たない。戦争はしない」という2項は消え、「自衛軍」と言う名の軍隊を持つことを公然と謳う。

現行憲法は1946年11月3日に公布され、66年間一字一句、変わっていない。
「66年間、世の中が変わったのに憲法が変わらないのがおかしい」という意見がある。

確かに、この数十年でも、社会のありかた、人の意識もずいぶん変わった。
けれど、憲法前文に格調高く謳いあげた理念は、「変わらないもの」「変えてはならないもの」だと、強く思う。

「現行憲法」の旧仮名づかいの表記を「今の時代に合わない」と「改憲の理由」にされることもある。
きょう、ゆっくりとしみじみと読むと、66年前にこの憲法を確定したときの人々の「新しい日本」をめざす思いのようなものが、行間ににじみでているように感じた。

現行憲法を定めたとき。「戦争のない世界はきっとできる。」と人々は信じたのだと思う。
「戦争のない世界」に向かう、力強い歩みを誓ったのだと思う。

この「憲法」を“命と平和”のバトンとして、若い人たちに手渡していく責任が私たちにはある。

きょうは、前文から9条までで、時間切れとなった。続きは次回へ。

次回は3月6日(水)PM7:00~。勤労青少年ホームです。
もっと大きな部屋を用意しないといけないようだ。




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