こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

国保料・・・「払えるものなら払いたい!」

2013-02-05 23:20:37 | 社会保障
昨日、午前、午後、夜の会議の合間に「相談が・・・」と電話。

相談は、再就職して社会保険に加入している息子さんの、過去の国保料滞納についてです。
再就職できたとは言うものの、今の生活に精一杯で保険料滞納分の督促がきても払えず、相当な金額になったようです。

「○月○日までに全額納付されなければ、給与を差し抑え」という通知が来て、仕事で遠方にいる息子さんに代わって委任状を持ったお母さんが市役所に。


「払えるものなら払いたいです。何度も市役所に来てボロクソに言われて、みじめな思いなんかしたくない。」という言葉を何人の方からお聞きしたことか。

市役所の職員さんは「いきなり差し押さえではなく、これまでの経過がありますから」と言います。
確かに保険料を徴収する側の「経過」はあるのでしょう。
でも、「払えなかった」市民のほうにも、それなりの「経過」があります。
話を聞いていたら、いろんなことが重なっています。
失業、事故、病気、親の介護・・・・。

そのひとつひとつは、誰にでも起こり得ること。
それらが重なって身動きできなくなることもある。

それでも生きていけるようにするのが社会保障のはずです。

詳しいことは書けませんが、とにかく分納の約束を改めてすることで、差し押さえは避けることになりました。
「これでいいのだろうか?」という思いが残ります。


仕事をやめて社会保険の資格が切れたあと、無保険のままでいる場合があります。
早く社会保険のあるところに再就職したいと思いながらうまくいかずに、失業中に病気や怪我をしても病院に行けない。

泉大津では18歳までの子どもには、保険料滞納世帯であっても無条件で通年の保険証が送付されます。
けれど、あくまで「国保に加入してこそ」です。
「子ども無保険問題」を解決する法改正がされても、世帯全体が国保未加入の「無保険」では子どもの保険証も届かない。

そんな現実にぶつかって、一般質問で「無保険の実態を把握すること」を求めたことがあります。


あきらめて「無保険」のままでいる方はないでしょうか?

せっかく、みんなの運動で「18歳未満の子どもには必ず保険証が手渡される」ことになりました。
子どもだけでなく、その世帯に病気の人がいれば、10割負担が求められる資格証ではなく、ちゃんと保険証が発行されなければならないことになっています。

まずはあきらめないで相談に行って欲しいと思います。
「保険料が払えないから市役所の敷居が高くて・・・」と、足を運ばないと「悪質滞納者」にされてしまいます。
相談に来た市民が「来てよかった」と思える市役所であって欲しいと思います。

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