こんにちは! ただち恵子です

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来年度からの介護保険料は?

2011-12-08 23:55:45 | 市政&議会報告
65歳以上の介護保険料は、市の「介護保険事業計画」の中で決まります。

「計画」は3年を1期として策定し、来年度から「第5期計画」が始まります。
つまり、来年度が「保険料改定の年」です。

保険料は「3年間の保険給付の量(在宅、施設を含めてどんな保険サービスがどれくらい使われるか?)を推計して、そこから保険料が決まります。

改定ごとに、1号被保険者(65歳以上)の負担が増えています。来年度からは、保険給付費全体の21%を、1号被保険者の保険料で賄うことになっています。

ところが今、発表されている「素案」には、「保険料がいくらになるのか」書かれていません。

その点について、昨日の一般質問で尋ねました。
パブリックコメント(「計画」案について市民の意見を聴く)時までには示すということ。
あたりまえのことですが、自治体によっては、これまでも「保険料ぬきで、計画案を示しパブリックコメント」ということもあったということなので、念押ししておきました。

保険料がいくらになるのか、「素案」には書かれていませんが、実は国の示した一定のルールでの保険料試算があります。
大阪社会保障推進協議会の大阪府に対する情報公開請求で、公開された資料に基づいて質問しました。

それによれば、今は府下で一番安い泉大津の保険料も4323円(月額)と297円の引き上げ。大阪市は、なんと6081円にもなります。

法改正により、府が抱えている「財政安定化基金」(国・府・市が拠出し、市町村の介護保険会計が赤字になったときに貸しつける)を、保険料軽減のために活用できるようになっています。

ところが、大阪府は「194億円のうち、112億円足らずを活用」し、「その3分の1を市町村に交付するという」こと。

財政安定化基金に積まれた市の拠出金も、もともと1号被保険者の保険料の中に組み込まれたもの。市の「基金」同様、これも「高齢者から取りすぎた保険料」です。

「保険料軽減のために最大限活用すること」を強く、大阪府に求めるべき!!と言いました。





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1 コメント

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Unknown (ハリー)
2011-12-09 01:28:14
国保にしても、介護保険にしても、国の制度なのに、自治体によって保険料が違うのが、腑に落ちません
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