こんにちは! ただち恵子です

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南海本線の高架化・・・残された事業は?

2012-11-12 23:50:27 | 市政&議会報告
9日に開かれた市街地整備対策特別委員会で、南海本線連続立体交差事業(鉄道高架化)の今後のスケジュールについての報告がありました。

高架化事業は大阪府を事業主体として、側道工事、用地買収は泉大津市が、鉄道工事は南海電鉄(株)がそれぞれ事業の施行者となって取り組んできたものです。

1996年1月に事業着手、今年の8月4日、大津川から松ノ浜駅までの鉄道高架化が完了。8箇所の踏切が除去されました。

しかし、まだ残された工事があります。
ペデストリアンデッキ(高架化による駅舎からの歩行者専用通路)の復旧工事、側道整備、駅東西通路工事、上下水道占用工事など。それらが完了するのは2015年度の予定です。

その間、高架下利用計画案を、大阪府、泉大津市、南海電鉄が作成。計画についての調整を行い、公共利用協定を締結し、2015年度から高架下利用施設の建設工事に着手するとのことです。

高架下の活用については、「泉大津市都市計画マスタープラン」の策定のなかで様々に議論されてきました。

「マスタープラン」では「泉大津駅前を市の玄関にふさわしい空間とし、あわせて泉大津らしさを発信する拠点とする」ことを提案し、そのための「取り組み実践に向けた展望」として次のように記述しています。
「・・・高架下空間利用をテーマとした結果、『市民のための文化・交流広場』の整備をめざし、自由広場および駅前広場をイベント広場として活用することや、市民が自由に借りることができる公民館のような交流スペースの整備、各地域のだんじりを交代で展示するだんじりギャラリー整備などのアイディアがありました。・・・」

「プラン」は2008年に策定されましたが、多くの市民のみなさんがワークショップに参加し、熱心に議論されたものです。

高架下の空間をどう活用するかは「現在、庁内で調整中」とのことでしたが、ワークショップに参加された方々をはじめ、広く市民の声を聴き、市としての高架下利用計画に反映させることを求めました。


鉄道の高架化は「踏切事故をなくす」ことが大きな目的のひとつです。踏切が無くなることで、「人や車の流れがスムーズになる」と言いますが、半面、車がどんどん走るので「スムーズになる」ことによって新たな危険も生まれています。ヒヤッとすることもしばしば。新たに整備する側道も車が通ることにより危険も増します。森下議員が高架下の交差点の安全対策について質問し「信号機の設置など今後、警察との協議。交差点等の交通量調査を行って検討。」との答弁でした。「歩行者、自転車優先の安全対策」を求めました。
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