こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「魅力ある図書館」とは?

2018-08-30 22:42:15 | 図書館問題
会員として仲間に入れていただいている、絵本の会ぽっかぽかの「団体ヒアリング」と言うのがあって参加しました。

冒頭、「市はH32年に図書館を駅前に移転する計画を進めています」という市の担当課のあいさつ。


なぜ移転?

なぜ駅前?


一度も、ちゃんとした説明を聞いたことはありません。



26日には、公募に応じた市民によるワークショップの第1回目が行われました。20名定員ですが、21名の方が参加されたと聞きました。

「今のところのいいところ」「悪いところ」を、出し合うところから始まったそうです。



「今の図書館の悪いところ」・・・私が聞かれたら「正職員が一人もいないこと」と答えます。


今、お仕事をしていただいている嘱託、アルバイトの職員さんに不足、不満を言うつもりはありません。


そういうことではなく、本があって人がいてこそ「図書館」です。


図書館は「無料の貸本屋」ではなく、資料を収集、保管し、市民が誰でも利用できるようにすることが、その役割。


今日の、ヒアリングでも参加者からの声がありましたが、「題名も、作者もわからないが、『こんな本』と言ったら、職員さんが、さっと探してくれた」という他の図書館での体験。

「どんな資料を収集、保管するのか、廃棄するのか」も、とても難しい問題です。


そういう仕事をするために、有資格・常勤・正職の職員がいることは、最低限の条件です。



「他市の図書館に行くのは、駅前で便利だからではない。欲しい本がそこにあるから」という声もありました。


「欲しい本があって、利用を手助けしてくれる人がいる」・・・図書館の魅力は、そういうことではないでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする