こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

小選挙区制度で切り捨てられた民意

2017-05-10 22:27:51 | 憲法・平和
今日から臨時議会が始まりました。

議長、副議長など、今年度の新しい議会の役員体制を決めることが主な議題となります。

選考委員会を設置して、役員改選についての話し合いを進めています。



夜は、泉大津9条の会の月例学習会でした。


テーマは「小選挙区制」。

小選挙区制導入にいたる歴史。

各方面からの制度への批判。

そして、いかに政党への支持率と議席占有率が乖離してきたか。




講師の青山先生がウィキペディアから引用されたグラフ。

1996年の小選挙区制導入以前は、第1党の自民党の支持率と議席占有率はそれほどかけ離れていなかったが、導入以降(グラフの点線から下)支持率は落ちているのに、議席は大幅増。


いかに民意が切り捨てられているか、一目瞭然。

直近の衆議院小選挙区で、自民党の得票率は43%。議席占有率は79%。倍近くになっている。

比例代表での自民党の支持率は27.6%。比例代表の方が、より正確に民意を反映していることを考えれば、国民の支持率27.6%の自民党が、8割の議席を独占していることになる。

民意を切り捨てる歪んだ選挙制度のもとで、憲法改正を発議できる3分の2を改憲勢力が占めているからと言って、改憲への道を暴走するのは、あまりにも乱暴な話だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする