こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

市長選挙にあたって私が有権者に伝えたいこと

2016-12-16 23:28:59 | つぶやき
伊藤候補の最後の個人演説会が、市民会館でありました。


連日、「共産党に支えられた市政でいいのでしょうか?」・・・の街宣車からの訴えが続いています。


共産党だけが支えているわけではありません。今日の、演説会の応援弁士の顔ぶれも多彩でした。

その中で、「共産党が」ではなく「共産党も」、支えていること何か問題でしょうか?



演説会に参加した超党派の議員の中で、私が代表してあいさつをさせていただくことになりました。

私にしては珍しく、(というより演説会では、ほとんど初めて)、演説原稿を作りました。


いつもは時間がないことがあり、「メモ」程度で、臨機応変というより成り行きまかせですが、今日ばかりは責任があるので、PCに向かってギリギリまで推敲しました。


なのに、結局、原稿は家に忘れていきました。


以下は、幻のスピーチ原稿です。「私が有権者に訴えたいこと」なので、ここにアップしておきます。

皆さん、こんばんは。ご紹介いただきました市会議員の田立恵子です。
伊藤後援会顧問の清水議員、貫野議員もおられるなか、僭越ではありますが、一言ご挨拶をさせていただきます。
今回の市長選挙で、相手候補はずいぶん「日本共産党」の宣伝をしてくれています。
「共産党に支えられる市政でいいのでしょうか?」という街宣車の声を私も何度も聴きました。
伊藤市長のもと、この4年間、市長が提案する予算案に、私たちも賛成してきましたが、今立候補しているあの方も、応援している議員さんも全部、全会一致で賛成し、議会全体で伊藤市政を支えてきたのだと思っています。
この選挙も、政党の垣根を超え、立場を超え、本当に幅広い、本当にたくさんの方々が応援しておられます。ですから「共産党が応援している」ではなく、言うとすれば「共産党も応援している」と言うのが事実です。

まちの中には自民党、公明党、維新の会、そして私たち日本共産党も、また多くの政党支持は特に決まっていないという方々がいる、いろんな考えの方がおられます。お互いに違いを認め合い、「そういう考え方もあるのか」と学びあって、よりよいものを創っていくのがまちづくりではないでしょうか。市長は、誰の言うことにも耳を傾ける懐深い人であって欲しいものです。
日本共産党が非合法の政党であった戦前とは違います。今、この日本の社会で共産党も憲法のもとで活動している政党です。誰にとっても住みやすい泉大津を一緒に作っていく、その仲間に私たちも入れていただきたいと思います。

そうは言っても「共産党」と聞くとそれだけで向こうを向かれる方も少なくないのは、私たちが身に染みてわかっています。私たちが態度を表明することで「伊藤」と書く票が減るなら残念です。正直、それは心配でした。
けれども、私はこの10年間、相手候補が議会で何を言ってきたのか?その全てを聞いてきた者として判断し、その判断を有権者の皆さんにお伝えする責任もあると考えました。
今「市立病院はなくしません。なくすのは赤字です」と言っています。最初、それを聞いたときはびっくりしました。4年前の市長選挙直後の3月議会で、「市立病院の民間売却への政治決断」を市長に迫り、次の6月議会で「公設公営での病院存続」の議案に「民間経営が私の信念」と言ってただひとり反対。一番最近の9月議会でも「今すぐ民営化しろとは言っていない。タイミングと言うものがある」とやっぱり民営化論者の立場を明らかにしています。
中学校給食を実施していないのは東大阪と泉大津だけ。実施を邪魔したのは伊藤市長だと言っているそうです。しかし、彼は中学校給食の「早期実施」を求めたことが一度もないばかりか、中学校2校が府下有数のマンモス校で物理的に給食の実施は不可能と結論が出た時に言ったのは「与えるだけでは自立は育たない。自分で弁当をつくれる力を」と言い、「小学校もお弁当の日」をというのが持論でした。
ゴミ袋の無料配布も言い出していますが、有料化を決めた時に「市の財政状況を考えた時に有料化はやむなしと判断した」と言い、有料化に賛成しました。
議会で言ってきたことと、選挙向けに言うことがここまで違う、こういう人に市政の舵取りをまかせるわけにはいきません。

伊藤市政の4年間は、私たちから見ても、基本的な方向において賛同できるものでした。
かつての泉大津は駅前開発などで大きな赤字と借金をつくりました。駅前がきれいになってよかったと思う方も含めて、身の丈を超えた事業を推進した結果、赤字再建団体寸前まで陥ったことは、繰り返してはならない教訓として、議会も市の職員の皆さんも胸に刻んできたと思っています。この4年間、伊藤市長は受け継いだ借金を減らしながら、市民の願いに応える大事な事業に取り組んできました。
また前市長は、借金は減らしましたが、職員の数も大幅に減らし、市民の負担を増やしました。伊藤市長のもとで、たとえば在宅の高齢者の皆さんを訪問する保健師さん、子どもたちの健康な育ちを見守る専門職など、必要なところには人を配置することで行政の責任を果たしてきたと思っています。

実はほめて賛同するばかりではなく、注文もたくさん、させていただきました。子ども医療費の助成で、財布の心配なく医者に行けると喜ばれています。高齢者の皆さんのお医者さん代、介護の費用は大変ではないでしょうか。市立病院があってもお金の心配で病院に行けない人がいます。伊藤市長は、選挙で応援した議員の言うことを聞くとは限らないということは、すでに証明済みですが、しかし市民の願いのあるところ、市民の命を守るために必要なこと、市の財政との相談でひとつ、ひとつと実現することを私は信じています。

最後に「私は自民党支持者です」と名乗って、私のところに寄せられたある市民の方の言葉を紹介させていただきます。「自民党支持の私も、弱者を切りすてない強い信念をお持ちの共産党を信頼しています。だからこそ、伊藤市長は幅広い層から、また共産党からも共感を得られたバランスのとれた人物像なのかと、安心することができました。」

こういう市民の皆さんの良識を信頼し、この4年間の豊かな実績と、伊藤候補が掲げる「人を大切に、暮らしを大事に」この公約を、有権者の皆さんに広げれば必ず勝てると思います。あと明日一日、そして明後日投票箱のふたが閉まるその時まで、できることは全てやりつくし、必ず伊藤市政2期目を実現させましょう。

ご清聴ありがとうございました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする