去年の3・11以来、原発や放射能に関する本を次々に読んだ。
「知らなかった」「知ろうとしなかった」ことを悔いながら。
そして恥じながら。
日本の原発には13ヶ月ごとに「定期検査」があり、「その後再稼動しなければ、2012年の春には、日本中の原発が止まる」ということを知ったのは、「原発・放射能 図解データ」(野口邦和 監修 大月書店)という本を読んだとき、昨年の夏だった。
そのページに付箋を貼った。
しかし、「その後再稼動しなければ」という前提は、かなりハードルが高いように思えた。
きょう、5月5日23時3分、唯一稼動していた北海道泊原発3号機が運転を停止。
日本中の原発が止まった。
1970年4月以来、42年ぶりだという。
私がそうであったように、福島の事故を目の当たりにして、多くの人が原発と放射能について考え、そして声をあげたことが、「原発ゼロ」を現実のものにしたのだと思う。
このまま、一切の原発の再稼動をしないとしても、廃炉には、尚、長い時間と莫大な経費がかかる。
新聞各紙の「社説」を読み比べた。
「このままでは電力不足になる」「首相が先頭に立って再稼動のために地元の説得に全力を」など・・・。
「何が一番大切か」のモノサシが違うと思う。
原子力発電を続ければ、たとえ事故がおきなくても、放射性物質というやっかいなゴミを生み出す。安全に処理すること、保管することができないものだ。
そして、けして「想定外」ではない、予測しなければならない事故が再び起きれば、土も水も空気も、広く深く汚染する。
そんな大切なことを知るために、とりかえしのつかない大きな犠牲が必要だったのだろうか。
後戻りするのではなく、「ここからの一歩」を進めたいと思う。
命を育む地球環境を、私たちの手でこれ以上、汚してはならない。
「知らなかった」「知ろうとしなかった」ことを悔いながら。
そして恥じながら。
日本の原発には13ヶ月ごとに「定期検査」があり、「その後再稼動しなければ、2012年の春には、日本中の原発が止まる」ということを知ったのは、「原発・放射能 図解データ」(野口邦和 監修 大月書店)という本を読んだとき、昨年の夏だった。
そのページに付箋を貼った。
しかし、「その後再稼動しなければ」という前提は、かなりハードルが高いように思えた。
きょう、5月5日23時3分、唯一稼動していた北海道泊原発3号機が運転を停止。
日本中の原発が止まった。
1970年4月以来、42年ぶりだという。
私がそうであったように、福島の事故を目の当たりにして、多くの人が原発と放射能について考え、そして声をあげたことが、「原発ゼロ」を現実のものにしたのだと思う。
このまま、一切の原発の再稼動をしないとしても、廃炉には、尚、長い時間と莫大な経費がかかる。
新聞各紙の「社説」を読み比べた。
「このままでは電力不足になる」「首相が先頭に立って再稼動のために地元の説得に全力を」など・・・。
「何が一番大切か」のモノサシが違うと思う。
原子力発電を続ければ、たとえ事故がおきなくても、放射性物質というやっかいなゴミを生み出す。安全に処理すること、保管することができないものだ。
そして、けして「想定外」ではない、予測しなければならない事故が再び起きれば、土も水も空気も、広く深く汚染する。
そんな大切なことを知るために、とりかえしのつかない大きな犠牲が必要だったのだろうか。
後戻りするのではなく、「ここからの一歩」を進めたいと思う。
命を育む地球環境を、私たちの手でこれ以上、汚してはならない。