栄山寺から車で10分ぐらいで本日のメインの一つである講御堂寺に到着。
お寺の駐車場は無いしコインパーキングも無い。
これは困ったなと思っていたら、道路を隔てた櫻井寺に駐車場があるので、
こちらの駐車場に停めさせていただいた。
勿論あとで参拝しお賽銭を入れさせていただきましたけど。
ちなみに講御堂寺の拝観は事前予約が必要です。
所在地:奈良県五條市五條1-1-14
宗派:律宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開基:伝・弘法大師
【縁起】
山号を宝樹山来迎院といい、布教講経の不断道場であったことから、
講御堂寺といわれています。
伝承では開基は弘法大師に遡るとされますが、歴史上明らかになるのは江戸時代であり、
寺を中興した第六世栄雄大徳(~1745年)の前後からです。
栄雄大徳は明日香の岡寺から入寺したといわれ、この頃、本寺は律宗の本山である、
南都唐招提寺の末寺となりました。
今日では江戸時代以来の檀家制度のもと、真言宗寺院の性格を併せ持っています。
【山門】
山門は開いているのですが、手前に柵があって入れません。
ピンポンも無いし、どっから入っていいのか分からずウロウロ。(^^;
山門横に小さな扉があって恐る恐る境内へ。
勝手に入って恐縮しながら境内を見る。
小さなお寺のようです。
【本堂】
宝暦11年(1761)大風により本堂が倒壊、
3年後の宝暦14年(1764)再建されました。
しかし昭和45年(1970)火災により全焼。
昭和18年(1973)落慶法要が行われたそうです。
庫裏で拝観予約していたことを奥様に伝え、
本堂へお連れしていただく。
【本堂堂内】
綺麗な内陣です。
奥様にお寺の縁起や仏様達についてのお話を聞く。
近寄って見ても良いということで近くで拝見。
【阿弥陀如来坐像】
阿弥陀如来坐像の御本尊と御前立です。
嬉しいことに写真撮影しても構わないとのこと。
めっちゃ嬉しい。(^^
国の重文では無く県指定文化財ですが、本当に素晴らしい。
感動です。
御本尊は第七世慧覚等雲(~1775年)によって、
南都から求められたもので、慈覚大師作という伝承があるそうです。
その真偽はともかく、特徴から平安後期作とされています。
昭和45年の本堂火災では救い出され難を逃れて良かったです。
御前立は姿や形、構造、漆箔の仕上げも御本尊と同じであり、
表現も同様に平安時代後期の特徴を示しています。
【勢至菩薩立像】
脇侍の勢至菩薩立像です。
写真に撮ったつもりでしたが、反対側には観音菩薩立像も祀られていました。
勢至菩薩、観音菩薩は共に江戸時代作。
【地蔵菩薩像】
向かって左には地蔵菩薩像が祀られていました。
これがまた素晴らしい。
彩色もよく残っており衣の紋様もとても美しい。
衣なんて木で出来てるとはとても思えない凄い技術です。
どなたが作者なのか分かりませんが、
定朝様の流れを汲んだレベルの高い仏師によるものと推測されますね。
それに何といっても凜とした表情に感動。
どう見ても菩薩というより如来といったような高貴な表情がたまらない。
【弘法大師像】
奥様から唐招提寺の話を聞いていたので、
鑑真和上かと思ったけど、お大師様とのこと。
こちらは写実的なお顔をされていました。
造られた時代、作者はあまり分からないとのことです。
【感想】
これほどとは。
僅か六体の仏様達でしたが、その全てが素晴らしかった。
重文じゃなくても優れた仏様達がいらっしゃることが分かって嬉しい。
拝観した後の高揚感と感動は今でも忘れられない。
思わず檀家になりたいと思ったよ。(笑)
拝観料は特に決まっていませんが、
私は500円志納させていただきました。
御朱印はされていませんが、
無くても何の問題もありません。
仏様達を拝ませていただいて、
本当に感動して大満足したんだから。
このお寺はあんまり教えたく無いけど、
仏像好きは是非とも訪れていただきたい。
お寺の駐車場は無いしコインパーキングも無い。
これは困ったなと思っていたら、道路を隔てた櫻井寺に駐車場があるので、
こちらの駐車場に停めさせていただいた。
勿論あとで参拝しお賽銭を入れさせていただきましたけど。
ちなみに講御堂寺の拝観は事前予約が必要です。
所在地:奈良県五條市五條1-1-14
宗派:律宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開基:伝・弘法大師
【縁起】
山号を宝樹山来迎院といい、布教講経の不断道場であったことから、
講御堂寺といわれています。
伝承では開基は弘法大師に遡るとされますが、歴史上明らかになるのは江戸時代であり、
寺を中興した第六世栄雄大徳(~1745年)の前後からです。
栄雄大徳は明日香の岡寺から入寺したといわれ、この頃、本寺は律宗の本山である、
南都唐招提寺の末寺となりました。
今日では江戸時代以来の檀家制度のもと、真言宗寺院の性格を併せ持っています。
【山門】
山門は開いているのですが、手前に柵があって入れません。
ピンポンも無いし、どっから入っていいのか分からずウロウロ。(^^;
山門横に小さな扉があって恐る恐る境内へ。
勝手に入って恐縮しながら境内を見る。
小さなお寺のようです。
【本堂】
宝暦11年(1761)大風により本堂が倒壊、
3年後の宝暦14年(1764)再建されました。
しかし昭和45年(1970)火災により全焼。
昭和18年(1973)落慶法要が行われたそうです。
庫裏で拝観予約していたことを奥様に伝え、
本堂へお連れしていただく。
【本堂堂内】
綺麗な内陣です。
奥様にお寺の縁起や仏様達についてのお話を聞く。
近寄って見ても良いということで近くで拝見。
【阿弥陀如来坐像】
阿弥陀如来坐像の御本尊と御前立です。
嬉しいことに写真撮影しても構わないとのこと。
めっちゃ嬉しい。(^^
国の重文では無く県指定文化財ですが、本当に素晴らしい。
感動です。
御本尊は第七世慧覚等雲(~1775年)によって、
南都から求められたもので、慈覚大師作という伝承があるそうです。
その真偽はともかく、特徴から平安後期作とされています。
昭和45年の本堂火災では救い出され難を逃れて良かったです。
御前立は姿や形、構造、漆箔の仕上げも御本尊と同じであり、
表現も同様に平安時代後期の特徴を示しています。
【勢至菩薩立像】
脇侍の勢至菩薩立像です。
写真に撮ったつもりでしたが、反対側には観音菩薩立像も祀られていました。
勢至菩薩、観音菩薩は共に江戸時代作。
【地蔵菩薩像】
向かって左には地蔵菩薩像が祀られていました。
これがまた素晴らしい。
彩色もよく残っており衣の紋様もとても美しい。
衣なんて木で出来てるとはとても思えない凄い技術です。
どなたが作者なのか分かりませんが、
定朝様の流れを汲んだレベルの高い仏師によるものと推測されますね。
それに何といっても凜とした表情に感動。
どう見ても菩薩というより如来といったような高貴な表情がたまらない。
【弘法大師像】
奥様から唐招提寺の話を聞いていたので、
鑑真和上かと思ったけど、お大師様とのこと。
こちらは写実的なお顔をされていました。
造られた時代、作者はあまり分からないとのことです。
【感想】
これほどとは。
僅か六体の仏様達でしたが、その全てが素晴らしかった。
重文じゃなくても優れた仏様達がいらっしゃることが分かって嬉しい。
拝観した後の高揚感と感動は今でも忘れられない。
思わず檀家になりたいと思ったよ。(笑)
拝観料は特に決まっていませんが、
私は500円志納させていただきました。
御朱印はされていませんが、
無くても何の問題もありません。
仏様達を拝ませていただいて、
本当に感動して大満足したんだから。
このお寺はあんまり教えたく無いけど、
仏像好きは是非とも訪れていただきたい。
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