The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1995 ピュリニー・モンラッシェ ピュセル ルフレーヴ

2010-06-28 21:41:03 | ワイン
いったい、ピュリニー・モンラッシェの一級ピュセルの畑に、


ルフレーヴ以外の造り手は居るのだろうか?


と思うほど、ピュセルはルフレーヴであり、ルフレーヴはピュセルなんですね・・・


逆に言えば、ルフレーヴ以外のピュセルは飲んだ経験がございません!


さてその、1995年物のピュセルをご相伴に預かりました!


まずもって、ピュセルどころか1995年物のルフレーヴの一舐め自体が、


ほぼ奇跡的な事でして、こんな贅沢なエクスペリエンスを与えてくれた主宰には、


タダタダ感謝するのみです!


そのピュセルは、輪郭の際立った、シャープなピュリニーの見本みたいな出来映えで、


グラスの中でも変幻自在、時間と共に様相が変わって行くんですね・・・


控えめなヴィンテージのピュセルに、グランクリュとの差異を見つける事ができても、


1995年は、実質中味はグランクリュ!


始めは鋭敏で、切れ上がった印象ですが、


次第に豊かな奥行きと余韻の幅を見せてくれます。


それにしても、一貫して流石と感じさせる事は、


ノーブルで、背筋の通った、立ち居姿なんですね・・・


見事なルフレーヴでした♪

モレ・サン・ドニ クロ・デ・モンリュイザン ブラン

2010-06-28 18:31:29 | ワイン
タップリとした1985年『ドゥラモット ブラン・ド・ブラン』を頂いた後に、


ドメーヌ・ポンソの『モレ・サン・ドニ クロ・デ・モンリュイザン ブラン』が、


登場いたしました。


ヴィンテージは2002年♪充分に熟しております!


ここのリューディーは、モレの代表的グラン・クリュ『クロ・ド・ラ・ロッシュ』


と『クロ・サン・ドニ』が、肩を並べる斜面の上部に位置し、


説明によれば、小石まじりの岩だらけの畑だそうで、そこにシャルドネはもとより、


アリゴテそしてピノ・ブランが植えられているとのこと・・・


ラックの方によれば、ポンソのモンリュイザン・ブランは70%がアリゴテで、


残りがピノ・ブランとのことらしいんですね!


しかも数年後には100%アリゴテになる、ということです!


本当でしょうか?


確かに、樹齢50年を越えるアリゴテの重厚感は、そんじょそこらの物と違います。


トップには、ミネラルがギッシリと詰まった蜜蝋の香りがし、


僅かですが、米麹と焼いたオリーブの実のニュアンスを感じます。


抑えられたアロマですが、濃密な黄色いサクランボや、マッシュした黄桃の様相です!


酸度の充実ぶりは、やはりアリゴテのティピシテ♪


しかしながら、底アジに厚みがあり、重層的に味わいの余波が訪れます。


このモンリュイザン!


デュジャック、ブリュノ・クレールの上を行く、ダイナミズムを持っています!


凄いの一言・・・