♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたがたいせつ / 山本陽一郎

2023年01月27日 | Weblog

2022/7/29放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。

 数年前から若い人たちの間で「尊(とうと)い」という表現が使われるようになりました。たとえば「推(お)しが尊い」という使い方です。「推し」というのは、自分が応援しているタレントやキャラクターのこと。それが「尊い」というのは、その存在が自分にとって「もうとにかく素晴らしい存在だ!」ということを表しているわけです。

 ところで、聖書にはこういうことばが出てきます。
「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」
             イザヤ書43章4節

 まるでプロポーズのことばみたいですよね。これは誰が誰のことを「尊(たっと)い」「尊(とうと)い」と言っているのでしょうか? それは、この世界をお造りになり、すべてを治めておられる神様が、あなたや私のことを「尊い」「大切な素晴らしい存在である」と言ってくださっているのです。

 先日、ある学校の先生と食事をしました。彼は教会に通っている人です。その日、自分がどうやって聖書に出会ったのかを話してくれました。

 「自分はずっとこの世の価値観にどっぷり浸かって生きていました。でも周りの優秀な先生方と比較して、いつも自分は価値のない存在だと感じていました。このままじゃだめだ!と思った時に、本屋さんでキリスト教の本を手に取ったんです。それが聖書との出会いでした。聖書には誰も教えてくれないことが書かれていました。自分は神様に愛されている。生きる価値があると知ったんです。変わりましたねえ、そこから。」

 そうなのです。私たちが自分らしく生きるために必要なのは、実は、私が私をどう見ているかではなく、神様が私をどう見ているかを知ることなのです。驚くべきことに、神様は私たちを「尊い」と言ってくださいます。罪深く、神様に背いて生きてきた私たちのために救いの道を与えて、ご自分の愛するひとり子救い主イエス様を送ってくださったのです。

 「あなたが大切だ。」そう誰かに言ってもらえるだけで人はどれほど力づけられ、生きていけることでしょうか。あなたも私も、神様から「あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」と言われているのです。

 

    ( PBA制作「世の光」 2022.7.29放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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