2022/7/28放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
時々、ご年配の方からこんな声をお聞きします。「前はもっとしっかりしていたつもりなんだけど、この年齢になって、なんだか不安になったりすることがあって・・・。しっかりしなくちゃと思うけど・・・」 私もやがてそういう経験をするかもしれません。もちろん若い人も、周りからは何も問題がないように見える人も、おそらくみんながそれぞれ不安や思い煩いとの闘いを経験しているはずです。
今日は聖書のこのことばに心を留めましょう。
「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」
ピリピ人への手紙4章6~7節
「あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい」とありますね。「神の平安が守ってくれる」とありますね。神様を知らないと、「私がしっかりしていなくちゃいけない」ということになります。でも、私がしっかりできなくなったら? そもそも、私たちはそんなに「しっかり者」なのでしょうか。立派でしょうか。
不安や思い煩いがあるなら、聖書のことばを思い出しましょう。神様がともにいてくださり、守ってくださいます。自分がしっかりできないときも、しっかりできなくなっても、絶望する必要はありません。神様に委ねていけるからです。これは本当に大きいことです。本物の「しっかり者」は実は神様だけだからです。
思い煩いで心が一杯いになっている状態だと物事をはっきりと見極めることができません。思い煩いは大抵、さらなる思い煩いを呼びます。
ですから、祈りましょう! 私たちが祈るなら、それは確実に、確実に神様のもとに届いています。そして、「すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれる」と約束されています。神様を信頼して、心にあることを正直に伝え、思い煩いではなく、神様の平安を心に満たしていただこうではありませんか。
今日一日、あなたの心と思いを神様の平安が守ってくれますように。
( PBA制作「世の光」 2022.7.28放送でのお話しより )
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