♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神の恵みはすばらしい / 内田耕治

2023年01月19日 | Weblog

2022/7/21放送

 「世の光」の時間です。今日の番組を担当するライトハウス宇部キリスト教会牧師の内田耕治です。

 最初に聖書をお読みします。新約聖書ローマ人への手紙3章23~24節。
 「すべての人は罪を犯して、神の栄光を受けることができず、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いを通して、価なしに義と認められるからです。」

 人間はよく誤解します。たとえば、「クリスチャンは善良で生真面目な人だから、自分のような人間はクリスチャンにはなれない」と言う人たちがいます。けれども、それは大きな誤解です。実際のクリスチャンは全然違うのに、勝手にそんなイメージを作り上げてしまうのでキリスト教はかなり誤解されています。

 けれども、そのような誤解を解いてくれる本があります。それが聖書です。先ほど読んだ聖書にはこうあります。
 「すべての人は罪を犯して、神の栄光を受けることができない」

 このことばを見て、「クリスチャンになるのは無理だ」と考えるのは誤解です。なぜなら、次に「神の恵みにより」と書いてあるからです。

 神の恵みとは神のプレゼントです。プレゼントなら、もらえばいいだけですから難しくありません。そのプレゼントは「価なしに義と認められる」ことです。

 「価なしに」とは「価値がなくても」という意味です。たとえば、「自分は努力が足りない者だからプレゼントはもらえない」とか、「自分はかつて悪いことをして皆さんに迷惑をかけた者だからプレゼントは無理」と思うのは誤解です。「価なしに」ですから、悪いことをした人でも大丈夫です。

 どうしてか? 「キリスト・イエスによる贖い」があるからです。

 もし、あなたが立派な者になろうと努力したとき、人の前だけならある程度、良く見せることができますが、あなたの隠れた所にある罪を神はぜんぶ見ています。だから、神の前にはすべての人は罪を犯しているのです。

 けれども、キリストはあなたの隠れた罪のために十字架にかかり罪の贖いを成し遂げてくださいました。

 「贖い」とは何か。たとえて言うと、ある商売人が負債を山のように積み上げて、破産寸前でした。でも、ある人がその負債をぜんぶ支払ってくれたので、商売人は破産せずに続けて仕事ができました。「ある人」はキリストを表しています。神の前に私たちの罪の負債は山のように積み上がり、神のさばきを待つだけでした。でも、キリストは私たちの罪の負債を全部支払ってくれました。それがキリストの贖いです。

 だから努力の足りない人も悪いことをした人もキリストの贖いで価なしに義と認められます。それが神の恵みです。あなたにもその恵みを是非知っていただきたい。神の恵みはすばらしいのです。

 

    ( PBA制作「世の光」 2022.7.21放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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