♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ルカの福音書-103「友よ」 / 大嶋重徳

2023年01月11日 | Weblog

2022/7/13放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。

 ルカ福音書を順番に読んでいます。5章に出てくるイエス様のガリラヤ伝道の様子を読み進めています。

 脳梗塞になってしまった友人のために、人の家の天井を破り、友達を釣り降ろそうとした四人の友人の行動を、イエス様は「信仰だ」と呼んでくださいました。

 イエス様を信じるとは、狭くて硬くて偏狭な生き方になるのでありません。むしろ、神を信じる無限の可能性の世界を生きるんです。

 隔たりのない屋根も壁もない世界。「信仰をもつ」とは、人間の常識、考え方、あきらめに閉ざされて動けなくなったりはしません。諦めのただ中に座りこんで、「もうこれでいい」と言わないんです。そんな諦めの方向にイエス様はおられません。

 この四人の男は「イエス様以外に自分の友達を救ってくれる人はいない。何が何でも自分の友達を救ってほしい!」 心から友人を思うこの思いでキリストに向かったんです。そこに常識も屋根もありませんでした。

 この信仰の一点突破で道が開けたんです。屋根をぶち空けた向こう側でイエス様が待っていてくれました。がむしゃらにキリスト一筋に向かっていくものは必ずイエス・キリストと出会います。不可能を可能と信じて突き抜けていく。逆に本当に突き抜けてみたところで、そこでイエス様がおられないとわかったらその時は「違ったんだ」と心から受け止めることができる。「すいません。無茶をしてしまいました。」と許してもらえるまで謝ればいいんです。しかし今日この壁の向こう側にイエス・キリストがおられると確かに知っている、しかし踏み出せないのであれば、今日こそあなたの屋根を破っていただきたいと思います。

 イエス様はこの四人と病人に向かって「友よ」と声をかけてくださいました。彼らはイエス様から「友よ」と言ってもらえるなど思ってもいなかったでしょう。しかしそこで、イエス様はその思い込みを打ち破られます。イエスさまに会いたくて進み出てくる私たちに、イエス様は今日も「友よ」と言ってくださるんです。

 イエス様には「この人と知り合いになりたい。できたら友達になりたい。」と思わせる魅力が溢れています。しかし驚くことにイエス様のほうから「友よ」と呼んでくださる。そして私たちも「俺、あの人と友達なんだよね」ということができるのです。

 このイエス様のもとに今日、勇気を持って進み出てみませんか? キリストは今日、あなたの友となってくださいます。


    ( PBA制作「世の光」 2022.7.13放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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