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震災後ごみ処理は安く

2011年03月27日 | ごみ問題

 明日は亘理名取共立衛生処理組合の議会が行われます。いつもなら、し尿処理施設に隣接する事務所(寺島地区)にて開催されますが今回は岩沼市役所の6階にて10時からの開会です。(約2時間程度と思われます)

 傍聴は誰でも自由にできますので、ぜひお越し下さい。ごみ処理施設や最終処分場が大きな課題でしたが、今回の震災でより難問が山積されたと考えています。

 岩沼市が選定したごみ焼却施設候補予定地は、震災(津波)から二週間経ても水が完全にひけていません。山元町にある現焼却施設は津波で壊滅状態となり、震災後行っている回収は焼却できない状態ですから最終処分場に仮置き状態です。

 ごみ焼却施設予定地は山元町と同じくらい海に近いのです。それでも予定地の変更を考えないのか、明日の議会で説明があると思います。

 ごみ焼却施設は100億円規模の事業であり、最終処分場は候補地さえ決まっていない状態です。金額は候補地が決定し、処理内容が決まらないといくらかかるか分かりません。

 未曾有の震災に直面し少ない費用で建設費を賄わなければなりません。ところでこの震災でお金がいくらかかるかを考えてみたのです。(これは私案ですから、、、)

 保険や保証金はいくらになるのかと言えば、東日本大震災では保険に影響が出るとある。世界銀行が試算した復興に向けての資金は19兆円かかるといわれています。阪神淡路大震災では8兆円でした。

 保険金の支払いではスイスの保険会社が970億円と試算しているし、世界銀行の試算では民間生命保険の支払い総額は2兆6千億円。

 経済財政政策担当大臣の与謝野氏によると日本再建に向けた財政は20兆円と試算しています。2009年に日本で購入された生命保険の総額は32兆円です。

 また、日本の外貨準備高は81兆円。金額が大きすぎて何が何だかわかりませんけど、保険の支払いの最短で半年以上かかる見通しだそうです。(数値は日々変更していますので参考にして下さい)

 そこに原発事故です。国は多大な保障を払わなくてはならず、いくらお金持ちの日本でも震災前の状態通りに交付金を補助するでしょうか。これからのまちづくりに、

 ごみ処理は多大な費用を、掛けないように求める。


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