3月11日(金)14時46分、経験したくない災害が起きました。被災者の皆様に心よりお悔やみ申し上げると共に、一日も早い復興に向けて頑張りましょう!
河北新報では(12日付)東北・関東大地震から(13日付)「東日本大震災」と呼び、日経新聞では(14日付)「東日本巨大地震」とある。またネットでは「東北地方太平洋沖地震」と表示しています。
地震発生から一週間以上経過しても名前すら定まらないマグニチュード9.0は、様々な被害を岩沼にもたらしました。写真は16日、二の倉地区の現地写真です。
太平洋に面した二の倉地区から南部の長谷釜地区に向けて撮った写真です。いつもは家屋に遮られ二の倉工業団地は見えないのに、津波による被害で家屋はなくなり、がれきが散乱しています。
奥にうっすらと映っているのが工業団地の建物ですが、途中に写っていない水たまりがありました。そこにはがれきと化した木材が浮いている大きな池ができた。
一瞬にして町がなくなった、まさに空爆されたような感じです。他にも多くの写真がありますが無残としか言いようがありません。復興にどのような対策を講じなければならないか難問です。
地震発生から一週間が経とうとしていますが、未だに水道の復旧はめどが立ちません。地震発生直後は断水による給水で7時間も待たされるなど市民生活は大混乱を引き起こしていました。
市内3ヶ所に設置された当初は市内の給水車だけの活動でしたが、規模の小さな給水車ですから給水ヶ所と浄水場からのピストン輸送では、給水をスムーズに行うことが出来ませんでした。不満も募り争いが発生したと聞いています。
発生から4日後には全国から給水車の応援がありました。四国の高松市や丸亀市そして岐阜県羽島市、新潟県新発田市の応援で、その後給水箇所は4ヶ所に増え、スムーズな給水になりました。
しかし、断水は深刻です。私の見解では3ヶ月程度の断水があると考えています。それは水道の配管(配水管・導水管・給水管)を交換、修理しなければなりません。
新聞によると広域水道の復旧が岩沼は24日に送水開始とあります。この記事を見るとすぐに水道が復旧するように思いますが、漏水箇所は数十ヶ所もある。
市民はもちろん商売をしている方が大きな被害をこうむります。ラーメン店などの飲食店を経営している方や理・美容室など水を使用する業者は多いです。これらの業者は3ヶ月も休業したら大変です。何らかの手立てが必要です。
津波で海水が入った使用不可能な水田は、復旧に3~5年掛かると言われます。また断水でお店が倒産したら街の復興はしばらく遠のく。素早い施策が、、、
津波に断水、人間にとって必要な水に恐さを感じる。