「白い光の中に 山並みは萌えて」と始まる卒業式に定番となった。「旅立ちの日に」が「仰げば尊し」を押さえて最も歌われているようです。
作詞をした小嶋登さんは埼玉県秩父市の影森中学校校長先生でした。荒れていた中学校で子供達を矯正する考えから歌を歌うことを勧めました。最初は抵抗されたものの粘り強く指導した成果があり、次第に歌声の響く学校となったそうです。
音楽教師であった坂本(現:髙橋)浩美先生と小嶋校長は、1991年に卒業する生徒達に何か残してやりたいと、一曲の歌を作りました。それが旅立ちの日にです。
出来上がった曲は教師から卒業生に向けて歌われましたが、翌年からは生徒達が自主的に歌い、次第に近隣の学校でも歌われ出したそうです。1998年には全国的に歌われ出したそうです。
今日は高校の卒業式が県内各地で開催されました。宮城県からは約2万1千人、全国でおよそ110万人の卒業生が巣立ちの日を迎え歌声が響いたと思います。
進学や就職する若者が、希望と不安の気持ちを持って社会に飛び出す一歩。進学や就職はいずれにしても良いことばかりではありません。めげず、くじけず、高校での喜怒哀楽をこれからの人生に生かして欲しいものです。
作詞をした小嶋登さんは今年1月に急性心筋梗塞にて急逝されました。影森中学校は全国に誇れる歌、発祥の地として歌碑が作られ全国に誇れる中学校だと胸を張っていることがネットにありました。
岩沼にも胸の張れるものはありますか?名物、お菓子、それとも名所。私達に胸の張れるものはたくさんあると思うのです。自然が多く名所旧跡もそして名物も、ただアピールが下手です。だから行政の後押しも必要です。
市の財政が豊かだからといって役所は能天気に構えてなんかいられない。若者の就職を後押ししなければなりません。行政が出来る事はたくさんあるが、やろうとしなければ出来ません。
議員は昨日と今日の代表質問と一般質問で様々な提案を出しました。しかし行政側は全くやる気が見えてこない答弁です。市長のやりたい放題じゃ話にならない。明日は私の一般質問。大所高所から頑張りたい。
歌の末尾は「この広い この広い 大空に」とある。