物がない、特に燃料であるガソリンがありません。岩沼では4号線の2ヶ所の給油所でガソリンを販売していました。昨日の情報で早朝4時過ぎから並び給油に挑戦しました。8時間後の12時過ぎに2000円分(13,61リットル)購入できました。(給油待ちの大渋滞です)
ガソリンや軽油の不足により、物流がままならない状況です。国道は左側の車線を給油のためにふさいでいますが、渋滞にならないほど交通量が激減しています。
そのような中、救急車や消防車が続々と4号線を下ってきたのが印象的です。静岡県内や愛知県、三重県、滋賀県などの自治体からの応援です。また、自衛隊の車両も含まれておりました。
村井知事は人命救助から避難者への救済に向けシフトを変えていこうとしています。窮屈な避難者生活から住宅の確保に向けて、施策を変えていかなければなりません。
大震災から一週間過ぎましたが、被災地の状況は変わっていないのが現状です。不足しているものは市民生活に必要な食糧や燃料ですが、津波などで直接被害を受けていないのに、市民生活上は窮屈なままです。
災害から一週間も過ぎれば、一息つくと考えている方が多いことと思います。通常の生活に戻られ交通手段や商店街の再開などにぎわいが戻るものですが、追い打ちを掛けたのが「福島第1原発事故」です。
東京電力と原子力保安院が対応を間違え、前例のない深刻な状況になりました。その後の対応もヘリによる放水などを実施しましたが、効果はありません。
3,4号機に必要とする水量は空っぽの場合、1320トン必要なのです。それが7トンの水を4回投下しただけで「間違いなく3号機にかかった」と言い、また「限度」とも言った。
一昨日は放射線量がマイクロシーベルトの単位だった数値から、ミリシーベルトの単位に変わっています。1000マイクロは1ミリと同じですからこの3日間で千倍以上の数値になっていることは確かです。
今日から東京消防庁が現地からの放水を開始しているとの情報ですが、自衛隊は何をしているのでしょうか。菅総理が言う「決死の覚悟」なのに、消防庁の後方支援じゃないでしょうね。
大震災以上の想像を絶する被害は決死の覚悟を求む。