湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

直江津集合2010 2日目 渋峠から日本海へ

2010年08月29日 | MTB


 草津のセブンイレブンには10時39分に到着。ここで少し早い昼食。それからペダリングの違和感が少し強くなってきたので、サドルを少しだけ高くする。では今年も渋峠にチャレンジしますか!



 標高1500mを越えたあたりから視界が開けはじめる。空は快晴とまではいかないが、こんな感じなら充分だ。でもとにかく雨だけは降らないで欲しい。ブレーキシューがかなりまずいことになっている。とくにリアは昨日からブレーキレバーのアジャスターをかなりまわしているのだ。



 そんな心配はあったもののやはり渋峠への道は気持ち良い。





 定番の毎度お馴染みの写真。





 これまた空に続く、お馴染みの写真。ただ例年と違うのは、天気が良く、景色も楽しめるのにしっかりつらいこと。参った。ホント今年はつらいわ。。。



 それでも弓池にようやく到着。白根山のレストハウスにはどこかの大学のサイクリングクラブらしき集団の自転車がたくさんとまっていた。昔はランドナーばかりだった自転車も、今はランドナー、ロード、MTB、クロスバイク、シクロクロスと何でもありだった。荷物を積みにくい自転車にも、それぞれ工夫してシュラフなどは積んであるのが面白かった。でもテントなんかの団体装備はどうするんだろ?やっぱり下級生は荷物たくさん積める自転車じゃないと駄目なのだろうか?



 弓池からは少し下ってまた上り返し、そしてまた少し下ってまた上り返す。今年はその上り返しがとてもつらい。だから不必要な下りがとても恨めしい。



 でも上らないと着かないので頑張るしかない。



 そしてようやく、なんとか今年も13時17分に渋峠に到着。えらく時間かかったし、走りたいと思っていた関田峠は今年も無理そうだけれども、やはり今年も太平洋から走ってきて渋峠にたてたのはとても嬉しかった。

 上りながら、今年はいつもより峠でゆっくり過ごそうと思った。それだけ疲れていたからなのだけれども、関田峠に行かなければ充分それだけの余裕もあると思ったからだ。しかし上りながら眺めた長野県側の谷は灰色の雲で覆われはじめていた。そして峠に着いてみると、長野県側からの風の冷たいこと。雨に降られているわけではないのに、昨日の大弛峠での空気の冷えが可愛くかんじられるような冷気が不気味だった。





 なので、結局峠ではそんなにのんびりすることなく、群馬側の絶景を写真におさめてすぐに下りはじめた。



 雨降る前に下界に降りれたらいいのだけれども・・・

 でもきっと今回はそういう運命だったのだろう。1900mくらいからまた雨。あぁ。



 標高の高い場所での雨のつらさについては前日のエントリーでしつこいくらいに書いてしまったので今回は割愛。

 標高1500mの志賀高原で、ホテルの軒下でしばらく雨宿りするも結局雨はやまなかった。時間が気になったのでまた下りはじめて、最初にあらわれる湯田中あたりのセブンイレブンの少し手前まで結局ずっと雨だった。心配していたブレーキシューはなんとか持ったようだった。

 中野からは一刻も早く直江津に着きたい、あわよくば少し早めについて風呂に入りたいと思ったけれども、もう足も気力も時間もなかった。



 この少し先を左に曲がると、300mほどの最後の上り。最初の年はもっとたくさん上ると思っていたので随分と短く楽に感じたものだ。でも年を経るごとに、距離が長く勾配もきつくなっていっているように感じるのだ。

 さてピークのトンネルからは船見公園まではあと40km弱。時間的には微妙だけれども、焦って事故を起こしたりしては元も子もないので、安全第一でしっかり走ろう。



 で、そんなふうにR292~R18と走っていたら後ろから救いのトレインがやってきた。K2Kのnice1さん、yoshikawaさん、それからNOJIさんだった。流しに入っていたところだけに本当に助かった。それにここまで誰にも会わずにひとりで走っていたのでとても嬉しかった。ここからは後ろにつかせてもらったおかげで30kmくらいの巡航で走り切ることができた。トレインの先頭だったnic1さんは、信号ストップなどのあとは10秒くらいかけて巡航スピードにのせるという、後ろを気づかいながらの絶妙なひきだった。ありがとうございました!



 で、船見公園まであと少しのところで他の部隊とも合流。



 そして集合15分くらい前に今年も直江津・船見公園に到着!

 mixiのイベントと日程が重なったこともあり、船見公園はサイクリストとそのサイクリストたちが乗ってきた自転車で大盛況だった。そして日本海まで走って来て仲間と会ったサイクリストたちの笑顔でいっぱいだった。目の前に広がる日本海、普段は太平洋側で見る仲間の顔、たくさんの自転車、そして日本海に沈みはじめた夕日を眺めながら、やはり今年もこのオフ会に参加して良かったと思った。今年は今までで一番きつかったけれども、それだけに仲間の顔を見たときに直江津まで走ってきて良かったと思った。

 masaさんうめさん、今年も直江津集合!ありがとうございました。コミュさん、来年またよろしくお願いします!



 それから完走した人も完走できなかった人も、夕日に間に合った人も間に合わなかった人も、mixi組も含めてすべての参加者にお疲れさまでした&ありがとうございました。



 2011年もこの夕日を眺めに来よう!今度はMTB以外の自転車で!!

 2日目の走行距離176.09km。合計の走行距離421.21km

最新の画像もっと見る

9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんと! (maco)
2010-08-31 21:10:11
yuzitoさんのエントリー読んだら、強烈に行きたくなった。工程の辛さも達成感もバリバリ伝わって来ます。
僕も来年は何とかして参加したいぞ!
返信する
Unknown (ニャロメ)
2010-08-31 21:30:36
こ、これは、読んではいけないエントリーだ。
圧倒的な写真の数々・・・
返信する
Unknown (ニャロメ)
2010-08-31 22:00:19
獲得標高が8150m行っていませんか。
ひえええええ。
返信する
Unknown (らんた)
2010-08-31 23:16:39
yuzitoさんのエントリを読んでいると楽しさに満ち溢れてきますよ。
またご一緒させてくださいね。
返信する
お疲れさまでした (やまだ)
2010-09-01 10:20:46
今年もやりましたね、ウルトラCなコース。やっぱり凄すぎます。宴会ではあまり話しを聞けなかったので是非今度(^-^)/
お疲れさまでした!
返信する
熱気 (yuzito)
2010-09-01 20:50:25
□macoさん

 去年一昨年ときちんとしたエントリーができなかったので、今年は少し熱く書いてしまったかもしれません。
 でも強烈に行きたくなったというのはとても嬉しい感想です。来年はぜひ船見公園でお会いしましょう!

□ニャロメさん

 写真に騙されてはいけません。たとえば馬越峠への上りの写真は、ものすごく目立つ送電線と鉄塔をわざわざフレームから外して撮っていたりしますので。
 とはいえ、標高の高い場所はどこもそれなりに雰囲気あるのも事実ですが(笑)
 獲得標高は実はGARMINのデータだともう少しありました。でもこれってどこまで信憑性があるんでしょうね。ちょっと8000mってちょっと信じにくい数字ですよね。
返信する
まじっすか! (yuzito)
2010-09-01 20:54:09
□らんたさん

 きつさとかつらさばかり強調しちゃったのではと少し心配だったので、そう言って頂けてとても嬉しいです。そうです、そういうのも含めて楽しさに満ち溢れていた“直江津集合2010”でした!
 来年も、おっとその前にもまたよろしくお願いします。

□やまださん

 確かにハードコースではあるんですが、本当に亀のように走ったので。ゆっくりだと結構走れちゃうものなんだと思います。
 やまださんの渋峠の話もぜひもっと聞きたいです!
返信する
MTBじゃないと、 (masa)
2010-09-06 22:42:27
このコースはありえないんですね。
MTBじゃないと…。

もう頭が上がりませんよ!
来年もMTBでがんばってください、僕らの夢のために!
返信する
将来、 (yuzito)
2010-09-07 19:01:03
□masaさん

大弛峠の長野側が舗装されたら、多くのローディがこのコースを走るかもしれませんね。MTBより距離稼げるので、2日目は奥志賀林道や関田峠もきっちり走って、と。

そう考えるとMTBでしか走れない今はもしかしたらすごく貴重なのかもしれません。

でもMTBはもうホント勘弁です。ツーリング仕様のシクロクロスを入手したらまた考えます(笑)
返信する

コメントを投稿