湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

直江津集合2010 2日目 車坂峠・湯の丸高峰林道

2010年08月29日 | MTB


 8月28日土曜日。4時少し過ぎに目覚める。もう少し寝たいところだけれども、二度寝したら今日中に直江津に着くのは無理だろうと、眠気覚ましにさっと朝湯に浸かって、5時前に健康ランドを出発をした。

 健康ランドを向かってまず向かったのが400mほどのところにあるすき家。今日もたくさん上るのでしっかり食べておかないとね。

 さて今日のひとつ目の峠は車坂峠。小諸からすぐに10%くらいの厳しい上り坂がはじまるので、おそらくここが最後の自販機という場所でたまらず休憩。ものすごおく炭酸が飲みたかったのだ。しかしせっかく止まったというのに、昨日の雨のせいで紙幣が濡れていてどうしても自販機が受け付けてくれない。小銭がなかったので何度もチャレンジしたのだけれども、5分近く奮闘するも結局受け付けられずかなりがっくりしてまた自転車にまたがった。



 車坂峠は休憩をとりづらい峠だ。9%くらいの坂が淡々と続く。そして周りの森は美しくはあるのだけれども単調な雰囲気だ。だからついついこちらも淡々と上ることになってしまう。
 


 カーブ毎に小諸にゆかりのある文人たちの歌や句や詩を掘った石碑があるのだけれども、毎回停まって楽しむ心の余裕はさすがになかった。でも登坂スピードがあまりに遅いので、停まらなくても結構読めちゃったりしたのが嬉しかった。いや悲しかった。



 標高1750mを越えたあたりからようやく景色が開けだす。あと少し!



 2091mの高峰山が近い。そして近すぎてでかい。



 小諸の街より雲湧き上がる。



 そして1973mの車坂峠に7時47分に到着。前日の大弛峠ほどではないけれども、やはり疲れた~

 車坂峠に着くとレストハウス前の自販機に直行。しかしまたしても紙幣が濡れていて使えない。両替してもらおうとレストハウスに向かうも営業時間外で「すみませ~ん」と叫んでも誰も出てこない。でもどうしても諦めきれずに、うちわで扇ぐように何分間か紙幣をひらひらさせて乾燥させ、ようやく自販機でコーラを買うことができたのだった。そしてこのコーラは多分今までで飲んだなかで一番うまいコーラだったと思う。喉を通る感触が本当にたまらなかった。



 車坂峠からはお楽しみの湯の丸高峰林道で標高2040mの池の平へ。このダートは本当に走りやすく、快適な楽しい道だった。こういう走りやすくて景色の良いダートを走るのは不思議なことに上りでも全然疲れないのだ。それまで疲れていても、突然元気になったりするものなのだ。 













 雰囲気の良い2000m級の林道を30分しっかり楽しんで池の平に到着。ちなみに看板にあるコマクサ峠というのは、正式な名称ではないと思われる。以前はそんな名前はついていなかった。便宜的な、おせっかいかつ安易な命名といった気配をぷんぷん感じるのは僕が素直ではないからだろうか?



 遠くから池の平湿原を望む。このあたりは山歩き、それから山スキーでまた来たいところである。



 池の平から地蔵峠への道は19年前は小砂利の多かったダートだったのだが、今はすっかりきれいに舗装されている。そして地蔵峠からはR144の鳥居峠からの長野街道へと豪快爽快な下り。もちろんきちんと舗装もされているし、路面も乾いている。空も晴れている。ようやくダウンヒルが楽しめた。


 
 R141からは今走って来た2000m級の稜線とその周りの山々を眺めながら、草津に向かう県道との分岐までまたしてもゆるやかなダウンヒル。快適だぁ~



 そして万座鹿沢口駅近くの分岐から県道59号に入ってからは、時折あらわれるこんな景色を眺めながらゆっくり標高を稼いで行く。



 草津まであと少し。待ってろ、渋峠。頑張れ、自分。はぁ、はぁ。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わははっ! (kei)
2010-09-01 22:13:20
最後の一行、最高ですw

渋峠はやはり絶景ですが、こちらの空と山と一面の畑という組み合わせも好きです。
yuzitoさんのエントリーを読むといつも「行ってみたい!」と思うのです。
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多分 (yuzito)
2010-09-02 06:18:13
□keiさん

最後の一行はそういう気持ちだったというより、書いていたらついのってきたというか、勢いというか、そんな感じかもしれないです。はははは。
空と山と畑というここらの風景は僕もとても気に入りました!でもこんなのがずっと続くわけではないんですよね。なのでもし実際走ることがあっても「騙された~」とか思わないで下さいね(笑)
でもいいところでしたよ!
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