8月23日木曜日、23時13分に鎌倉の海から日本海を目指してMTBで走り出す。日付がかわった0時から走り出そうと思っていたのだけれどもうまく仮眠がとれず、2010年と同じく結局これくらいの時間の出発になった。
気になって出発前にしたこと。SPDシューズのクリート位置の調整。ランで痛めた膝とアキレス腱が心配だったので少し時間をかけた。それから気になりつつもしなかったこと。サドルの交換。普段MTBについているサドルは18年前に購入したVOGUEの前のクロモリMTBについていたもの。ロングを走るのであればブルックスか、あるいはレース用として購入したアリオネのほうが快適なことはわかっていたけれども、今までほとんどサドルによる深刻なお尻の痛みに悩まされたことはないし、実際2009年の直江津集合のときはこのサドルで走っているのでまぁ大丈夫だろうと思ってしまった。
結局膝とアキレス腱に関してはクリート調整だけでは悪化を防ぐことはできなかったし、お尻に関しては最近ロングを走っていなかったせいもあるのか、我慢しきれないほどではなかったけれども、久々というかはじめてというか、とにかく不快な痛みを感じながら走ることになってしまった。心配していた雨にはほとんど降られなかったので、革サドルに交換しておけば良かったけれども、今言ってもどうにもならない。お尻の痛みでDNFにならなかっただけでよしとしておこう。
2009年と2010年にMTBで走り出したときはそれなりの緊張があったと思うのだけれども、今年はなぜかほとんど緊張がない。そしていつもあまりわくわくできない“移動”のためのナイトランも、あれこれ考えごとでもしながら走るにはちょうどいいかと、そんなふうに考えることができた。実際はそんなに考えごとなんてせずに、ただぼんやりとペダルをまわしていただけなのだけれども。
移動を終え、笹子隧道への楽しめる道に入ったのが5時45分くらい。やはりこういう道はいいなぁ。今のところ膝やアキレス腱も、そしてお尻のほうも大丈夫。木々のあいだから射し込む朝の光のなか、のんびりと高度をあげる。
直江津で宿泊するホテルに輪行袋と着替えを送ってしまい、今回は必要最小限の装備で走った。サドルバッグに替えチューブと工具などの少し重量のあるものを入れて、あとはトレラン用の小さなバッグに軽いものを入れて背負った。ハイドレーションシステムは必要ないので、タンクを外してかわりに上半身用のゴアの雨具を突っ込んだ。
朝の空気と光と緑がとても気持ちいい。
そして6時15分くらいに趣のある笹子隧道に到着。
さぁ、では今年も大弛峠行きますか!
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