湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

旅で知り合った友人と

2006年12月10日 | 日常生活
 今夜というか昨夜というか9日の夜は北海道からやって来た古い友人を、別の友人と藤沢で出迎えた。羽田からのバスが到着するまでのあいだは、一緒に出迎える友人行きつけの音楽バーに顔を出した。先に友人は飲みはじめていたのだけれども、僕が顔を出したときは常連さんとすっかり出来上がっていた。

 彼が一緒に飲んでいた常連さんはスコットのロードに乗る自転車乗りとのことで、しばし自転車の話題で盛り上がる。ヤビツにも結構通っているようで、今年はMt.富士ヒルクライムにも出たとのこと。とてもおおらかな社交的な方で、光栄なことに今度一緒に走ろうよと誘って頂いた。いいですねぇと堅い握手を交わしたのだけれども、友人同様かなり出来上がっていたので僕のことを果たして覚えているかどうかそれがちょっと不安だったりも。えっと機会があったら是非ともよろしくお願いします。

 そんな話をあれこれしているときに北海道の友人から藤沢に着いたとの連絡が。実は彼も元サイクリストで、彼とはお互いにとってはじめてのロングツーリングだった北海道で知り合ったのだ。然別湖でメカトラを起こしている彼に僕が手助けをして、一緒に幌鹿峠を越えてその日は糠平湖のキャンプ場でテントを張ったのだった。ひとりあたり2合強の米を食い、うらぶれたランプの温泉に入り、驚くほどの星空を眺めたのがとても印象に残っている。

 思い返すと、はじめての旅だった北海道では本当にたくさんの人と知り合った。当時僕はかなりの酒嫌いだったのだけれども、毎晩いろんな人たちと新鮮な気持ちでビールを飲み交わした。それはクラブの飲み会で無理矢理飲まされるビールとはまったく違う味だった。いまでも付き合いがあるのは彼ひとりだけれども、そんなことを懐かしく思い出したりした夜だった。

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