湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

やはり面白い

2011年07月31日 | ボルダリング
 なんとも微妙な天気のお休み。自転車は諦めて電車でボルダリングジムに向かう。鎌倉駅のホームに、後輪に無理矢理輪行袋を被せただけで分解していないロードを持ち込んでいる男性がいた。本人に訊いたわけではないから定かでないけれども、雰囲気的には何かの事情でやむにやまれずといった感じではなかった。普通な慣れた感じが、なんだかとても嫌だった。僕は自分がそんなにきっちりとした自転車乗りではないので、人のこともあまりとやかく言わないようにしているつもりだけれども、やはりひと声かけるべきだったのかもしれない。「手伝いますからすぐにばらしちゃいましょう」とか。そのときも迷ったけれど、結局勇気がなくて言い出せなかった。ちょっと後悔。いまだにもやもやが残っている。

 ジムでは、アップがてらのやさしめの課題ですでに体の動きがぎこちなく、力も今ひとつな感じ。力のあるうちにと試してみた先日どうしても出来なかった課題を2つ試すも、同じ場所でやはり駄目。そして同じグレードの先日できた課題も、やはり駄目。すっかり意気消沈してしまった。

 でも、少し休み、頭のなかであれこれ考え、再度試してみたら今日も無理だと諦めかけた課題が2つともできた!腕も張ってきていたので、ホントあまり期待していなかっただけに、これは嬉しかった。力(だけ)ではなく、やはり適切な体の使い方なんとあらためて思った。僕が今取り組んでいるのはまだまだ低いグレードの課題なのだけれども、貪欲にもっとうまくなりたいと思った。なかなか出来なかったムーブが出来たときの感覚は、手ごたえのあるパズルがすっと解けたときのように爽快だ。って、パズルなんて子どものとき以来やってないけれど・・・

 そんなこんなで、帰りの電車のなかでは、回数券ではなく年間パスの購入を考えたりした。うまくなるには、やはりたくさんいろんな課題を練習するのが一番だと思うので。でも、同時にあまり前のめりになるのもどうかと思ったりも。10年くらい前に1年ほど続けたボルダリングをやめてしまったのは、停滞期で気持ちが続かなかったからだ。そう考えると、もっとやりたい、純粋に面白いと感じる今くらいがちょうど良いような気もする。上半身の筋トレがわり(僕は筋トレとかホント苦手なのだ)的に考えていた以前と比べて、感じている面白さの質は間違いなく向上しているので無用な心配かもしれないけれど、今回はとにかく楽しく、長く続けられるようにやっていきたいと思う。たとえ短い時間でも、たとえ上達が遅くても、長く続けていればそれなりにたくさん良いことはあると思うので。自転車と同じように。

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