湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

おいしい焼きたてパン

2006年11月19日 | 日常生活


  以前書いたことがあるのだけれども、僕の部屋にはホームベーカリーがある。そしてそのホームベーカリーで焼いたパンをいつも食べている。

 ホームベーカリーを買ったのはもう5年も前のことなのだけれども、パンが焼けるときはいまだにいつも楽しく嬉しい気持ちになる。生地を捏ねる音、発酵するときのほのかな匂い、そして“焼き”に入ったときに部屋にひろがる香ばしい匂い。それらは間違いなく、僕にとっての“小確幸”(村上春樹の造語。小さいけれども確かな幸せの意)である。

 がしかし、こんなパン↓が焼けてしまうと、



 期待していた分だけ一気に不幸せな気分になる。腐った気持ちになる。いつも通り材料を入れて焼いたのになんでこんな凹んだパンができるのだ?こっちの気持ちまで凹んでしまうではないか。

 これは凹んだ部分になんか入れて食えとかそういうことなんですかね?たとえば焼き肉をのせて焼き肉パンにするとか、カツをのせてカツパンにするとか。あるいはアイスを入れてデザートにするとか。でもそんなわけはないですね、丼じゃないんだから。とこんなパンが焼けてしまうとついくだらない毒を吐きたくも。

 普通の食パンだと少し砂糖の量が多すぎるように感じ、フランスパン風の食パンを焼くようになってからこういう失敗が増えるようになった気がする。あとはこの寒さのせいもあるのかなぁ。一応ちゃんと捏ねる水はぬるま湯にしたんだけど、やっぱ発酵不足だったのかなぁ。

 まぁあれこれ文句ばかり言っていても仕方ないので、どこかの遠い国で食べられているパンだと思って美味しく頂くことにしよう。発酵不足の少し硬いパン。そういうパンを日常的に食べている人々もいそうですものね。もっともそんなパンもこんなふうに凹んだりはしてないと思うけど。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
美味しそう (SR)
2006-11-19 23:03:16
へこんだパンもオツじゃないですか。
パンはへこんでいても、熱々でふかふかのパンに塗る濃厚なバターもあるし、その上に塗る粒々入りの甘酸っぱい苺ジャムだってあるじゃないですか!ピタパンに空豆のペースト、豆腐みたいな淡白なチーズ、香辛料、オリーブオイルしかない国だってあるのだ!でもちょっとそんなパンも懐かしい。。。
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たしかに (jun)
2006-11-20 05:59:40
私も毎日ホームベーカリーでパンを焼いていますが、膨らまないと凹みますよね(変な文章…)。
前は、いろんな具を入れたりしてましたが、失敗が多いので最近は普通のパンばっかり作ってます。
イースト入れ忘れて岩石を作っちゃったりとかもありました。でも、おやつにして無理矢理食べたり(笑)
そういうのがたくさんあり(blogにあります)いつも人生の縮図のようだと思っていました(爆)

なんで膨らまないんでしょうね?ぬるま湯も使ってるってことですし、うーん、砂糖でしょうか。でも、てっぺんが凹んでるだけであとは大丈夫そうですよね。
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糖分 (ふぉあぁ)
2006-11-20 06:16:57
たぶん糖分不足です。
イースト菌は材料内の糖を餌にして活動し、その結果が発酵という現象になります。
砂糖の代わりに「モルト」(麦芽糖)を使うと、甘くないパンができます。
糖分が不足していないのに、膨らみが悪い場合は「塩分」にイーストが負けている場合があります。 この場合はイーストを耐塩性のモノに替える。 塩とイーストは最初に混ぜない(同じ水に溶かさない)などで対処します。

と、いいながら、先日冷蔵庫に入れずに夏を越させてしまったドライイーストを使ったら、まったく膨らまない生地ができました。
ピザ生地だったので、美味しくいただきましたが...。
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人生の縮図・・・ (yuzito)
2006-11-20 10:00:06
□SRさん

 凹んでいてもとりあえずカチカチではなかったのでそれなりに食べられました。ジャムやバターもいいのですが、最近はベーコンをのせて焼いて粒入りのマスタードを塗って食べるのが好きです。淡白な味わいのフランスパン風のパンには妙に合います。
 ビタパンはどうかと思いますけど、オリーブオイルはなかなかいけますよね。たまにコースを食べたりするときはオリーブオイルが添えられたりしているけど、ついついパンがすすんでしまいます。
 ところで、SRってカンパのスーパーレコードのことか?あるいはサカエのシートピラー愛用者?なんて思ったんですが・・・。
 そういえばベーコンはイスラム圏ではNGかもしれませんね。

□junさん

 ブログ見てましたよ。いろいろとつくってますよね。僕もそういう意欲がないわけではないんですが、胡桃とレーズンのパンをときどき焼くくらいです。今度、簡単そうなやつを参考にさせてもらいます!
 さすがにイースト忘れたことはありませんが、ぬるま湯ではなくて熱湯を入れてイーストを殺してしまい、やはり岩石をつくったことがあります。冷凍にしておろし金で削ってハンバーグなどのつなぎにつかいました。当然消失するまでかなりの時間がかかりました。そういえば羽を付け忘れたこともあったな。

 なんかほんとに人生の縮図を感じますね。ちょっぴり悲しい縮図を・・・。
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思い当たる節 (yuzito)
2006-11-20 10:09:17
□ふぉあぁさん

 詳しい解説ありがとうございます!
 フランスパン風のパンは食パンに比べて砂糖の量が半分なので、それで失敗の頻度が増したのかもしれませんね。
 それからイーストが少し古いのも影響しているかもしれません。注文したときに使用期限が間近ということで無料でくれたイーストを1年近く期限が過ぎているにもかかわらず(お恥ずかしい)そのまま使っているので。
 さらにレシピにはイーストは材料の上にちょこんと載せるよう書いてあるのに、今回は一緒くたに気味にしてしまったのでそれもまずかったような気が。

 こうやって考えてみると思い当たる節だらけです。
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凹んだパン発見! (なっつ)
2008-02-20 15:01:22
はじめまして。
HBでさっき出来上がったんですが、失敗パン…涙。
ショックでどうしょうかと思って色々検索しても、なかなかいい記事に出会えなかったですが、yuzito70さんの写真&文章で救われましたー。アイス乗せて食べよかな!(笑)
揚げて食パンかりんとにでもしてみます。(ココア&オレンジピールのパンなのでパン粉にはちょっと出来ない)
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はじめまして^^ (yuzito)
2008-02-21 00:23:00
□なっつさん

 はじめましてです。こんな古いエントリーにコメント頂きありがとうございます。読み返してなんだか懐かしくなりました。
 で、なっつさんのパンもこんなふうに凹んじゃったんですね。これって本当に凹みますよね。お気持ちすごくよくわかります。こんなエントリーが少しでも気分転換のお役にたてて良かったです(笑)
 僕の場合は、イーストが古かったのがいけなかったような気がします。このあと新しいものを買って、しっかり冷凍庫で保管するようになってからはほぼ失敗なくちゃんとしたパンが焼けてますので。
 なっつさんはとても凝ったパンを焼いてらっしゃるんですね。確かに揚げてかりんとうにしても美味しそうですね。。。
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