湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

懐かしの味を求めて日吉まで

2010年03月05日 | LeMond
 今夜は日吉までつけ麺を食べに行って来た。お目当ては「つけ麺あびすけ」というお店。

 このお店の前身である元住吉にあった「はっち」、前々身である白楽にあった「すっごいよ」というお店は一時期僕の大のお気に入りだったのだけれども、つけ麺専門店になってからはかれこれ4~5年もたとうというのに一度も足を運んでいなかったのだ。にもかかわらず、今日足を向けたのは、最初のお店である「すっごいよ」のラーメンをものすごく食べたく感じることが最近何回かあったから。ここの豚骨ドロドロのスープは強烈な個性を持った本当にすっごいスープだったのだ。



 というわけで、出かけた「つけ麺あびすけ」。「すっごいよ」のような強烈さは抑えられているけれども、確かにあの味は継承している。う、うまい。そして懐かしい。なんというか、昔恋焦がれていた人に久し振りにあったかのような気持ちになったかも。

 もっとも、その相手がやはり昔恋焦がれた相手でなくなっていることもまた事実だった。ラーメンがつけ麺に変わってしまっているのだから当たり前だけれども、やっぱり僕が今でも懐かしく思いだすのは「すっごいよ」のスープなのである。いつかまたあのラーメンが食べたいと思っているのだけれども、可能性がほぼゼロなのが悲しい。

 と、そんなことを思いながらしっかり大盛りを完食。食券は普通盛りのを買ったのだけど、「大盛り無料ですけど普通盛りでいいですか~?」と訊かれて、「あ、じゃぁ大盛りで」と反射的にこたえてしまった自分がやっぱり少し悲しかったりと。。。



 満腹になった帰りは、みなとみらいに寄り道。来るたびに思うのだけど、やっぱりここらの夜景はきれいだと今夜も思った。



 のんびりみなとみらいを流しながら、気づいたら桑田佳祐の作った「恋人も濡れる街角」を口ずさんでいた。桜木町とか関内って不思議なくらいこの曲の雰囲気にあう気がする。