湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

冬のツーリングの思い出 入笠山

2010年02月23日 | ランドナー
 おそらく一番運動から遠ざかっていた頃、一番太ってしまっていた頃、何を思ったかやはり運動から遠ざかっていた仲間とキャンプ道具を積んで標高1955mの入笠山を目指した。多分もう12~13年前の12月のことである。

 久々の自転車ということで、入笠山までの上りにはかなりの時間を費やした。多分日が暮れるギリギリの時間に頂上近くに着いたような気がする。仲間のひとりは久々の自転車ツーリングだというのに、朝まで飲み明かしていたということで、何度かとまっては白い雪道をゲロで汚していた。まったく翌日ツーリングに行くのに、朝まで呑むかっつーの。もう若くないんだからと当時思った記憶があるけれども、やっぱり若かったということなのだろう。

 初日は登山道の入口近くの空き地で適当にテントを張り、テントのなかで酒を呑みながらしゃぶしゃぶを食べた。二日酔いのその友人が酒を呑んだかどうかはいまひとつ記憶がないのだけれども、きっと呑んだのだと思う。そういうやつだから。そしてそういうやつでなければ、ツーリングに出かけるその朝まで酒なんて呑まないはずだから。幸い、夕方には結構元気になっていたし。

 しゃぶしゃぶを食べた翌朝は登山道を10分くらい歩いて入笠山山頂へ。そして八ヶ岳や北アルプスの大パノラマを眺めた。   

 このツーリングですごく記憶に残っているのが、寒さにはかなり弱い自分がそんなに寒さを感じなかったこと。太っているから着膨れしているように見えるけれども、標高の高い場所で羽織るアウターを着ていないにもかかわらず、普通のシューズにグローブもかなり薄手だったにもかかわらず、まったくといっていいほど寒さを感じなかった。きっと太っていたからだと思う。上りはとにかくつらかったが、寒さはつらくなかった。そういえば杖突峠からの下りもやたら僕だけ速かった気が・・・

 昔の冬のツーリングの思い出話でした。