湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

2人の職人さんを訪ねる

2010年02月20日 | ランドナー
 しばらく自転車は自粛と決めてからほぼ2週間。そのあいだ移動の手段として軽く自転車乗ることはあったけれども、負荷のかかるような乗り方は一切せず、体に負担をかけないように努めました。おかげで少しのあいだ軽いめまいと偏頭痛は残ったものの、あれ以降嘔吐を伴うようなひどい症状はまったくなし。なんとなく萎縮していた気持ちもだいぶほぐれてきました。

 自転車自粛中は久し振りに本を読むことに集中しました。歳をとるにつれて若い頃のある一時期のように集中して本を読めなくなっているように感じていましたが、「自転車には乗らない」ときっぱり決めたのが良かったのか、久々に集中して読書が楽しめました。その他にも自転車から離れたことによって、いつもと違う時間を過ごせてこれはこれで良かったのではないかと思いました。ホントは自転車も自転車以外のこともメリハリつけて楽しめれば良いのだけれども、そうしようと思っていても普段はなかなかうまくできていないんでしょうね。



 さて、そんなこんなでそろそろ体調の心配がなくなってきたので、本日のお休みはランドナーに乗って2人の職人さんを訪ねてきました。



 まず1人目はSSRのメンバーでもあるメガネ屋さんのakiraさん。もしかしたらめまいの原因は少し違和感を覚えていたメガネにもあるのではないかと思い、akiraさんのところでしっかり自分に合ったメガネをつくってもらおうと思ったのです。去年ルディ・プロジェクトを購入し、ついでにかけていたメガネを見てもらって以来、メガネに関してはakiraさんにお願いすれば間違いないと思っているのです。

 今回は以前踏んづけてレンズを割ってしまった上の写真のフレームを利用してもらうことにしました。これ、近くの某大手メガネ屋さんに持っていったら、特別なフレームだからうちでは無理です言われたやつなんですけど、訊いたらしっかり使えるとのこと。良かったぁ。このメガネ、このメーカーに就職した友人が昔プレゼントしてくれたものなので、出来たら直して使いたかったのです。きちんと確認してくれてホントありがとうございました。出来上がりが待ち遠しいです。 



 さて、akiraさんのお店を出て次に向かったのが、こちらは超久々のMTBのフレームをつくってもらった自転車工房。これまたこの人にお願いすれば間違いないだろうと勝手に思っている職人さんと少しお話させてもらってきました。こちらはメガネよりだいぶ完成遅くなりそうですが出来上がりが今からわくわくです。というのは嘘でして、現在悩み中でございます。ロード3台、ランドナー1台、MTB1台。ここにもう1台加えても乗り切れないと思う反面、この先自分が自転車を楽しめる期間を考えれば、躊躇すべきではないという気持ちもあったりと・・・。とりあえず、妄想自転車用のチェーンホイールだけは用意してあるんですけどね。う~ん。



 そうそう、職人さんと言えば、前の晩に訪問した焼き肉屋さんの女性店長も職人ではないかと思います。ここはちとお高いですが、確実にお値段以上のお肉を食べさせてくれるお店で、半年に1回くらい食べに行きます。正直僕には贅沢だと思うのですが、おいしいお肉というのは中毒性があるのか、しっかりリピーターになってしまいました。もちろん店の雰囲気も接客も素晴らしいのです。



 この日は品評会で優秀賞をとった牝牛をつい先日1頭買いしたということで、そのお肉を頂きました。毎度のことではあるのですが、思わず口数が少なくなってしまいました。

 なんとなく、どうまとめていいのかわからなくなってきましたが、本物に出会うというのは素晴らしい体験のひとつだとあらためて感じた土曜日でした。それはすなわち尊敬とか信頼ということなのでしょうね。