湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

久々にMTB、久々にいつもの山道。

2008年08月07日 | 自転車生活


 轍屋さんでOHしてもらったMTBで、一昨日久々にいつもの山道へ。この日は本当は信州の2000mを越える峠に出かけるつもりで、18切符とムーンライト信州の指定券を用意していました。だけれども天気予報がいまひとつ芳しくなく、結局出動を見合わせることにしたのでした。秘かに楽しみにしていた、夏のあいだに標高2000mを越える場所に4回涼みに行く計画はこれにて破綻。残りの2回はちゃんと実現するぞぉ。おぉ!



 久々のいつもの山道は暑かった。そして眼鏡のレンズが白くなるほど蒸し蒸ししていた。それでもこの5日の夕方は、都内や神奈川県内のあちこちを激しい豪雨が襲っていたのだから、ときおりゴロゴロという音が聞こえたり、ピカッと空に怪しい光りが出現しながらも、最後まで雨に降られずに部屋に戻れたのはきっと運が良かったのでしょう。



 そして久々のMTB、久々のいつもの山道は、楽しかったのだけれども怖かった。ドライだろうと思っていた路面は予想に反して所々結構滑りやすかったし、3ヶ月のブランクは想像以上に大きく、そんなに難しくない場面でも足をついてしまったり、自ら自転車から降りてしまう場面が何度かあった。それでも久々の山道はやっぱりすごく面白かったですけどね!



 さて、上の写真がOHとコンポの交換をしてもらってリニューアルしたMTB。コンポは737XTから現行の77系?XTに変わりました。最近のコンポは、こういったクロモリフレームにはあまり似合わないのではと少し心配していたのですが、贔屓目もあるのかもしれませんが、これがどうして、なかなか格好良いではありませんか(笑)

 コンポの交換に加えて、ホイールもマビックのクロスライドという入門用の完組ホイールに交換。それからステムも手持ちのロード用のITMミレニアムに交換。細身のクロモリフレーム、細身のステム、そして変わったポジションのせいか、確かに少し精悍な印象になりました。



 乗った印象としては、デュアルコントロールレバーは思ったよりも使い心地がいいです。特に、やりづらいだろうと考えていたレバーを上にあげての変速が、しっかり調整されているせいもあるのでしょうが、気持ち良いくらいに軽く決まるのが爽快でした。それから鏑木店長が言っていたように、フロントの変速性能の差は鈍感な僕でも「これは・・・」と唸ってしまうほどでした。うまい表現が思い浮かびませんが、活きのいい魚がピシャッ!と水面を撥ねるようにチェーンが機敏に移動していきます。

 ただ今回はじめて使うローノーマルのRディレーラーとVブレーキにはちょっと慣れを要するかなと思いました。慣れ親しんだのとまったく逆の動きをするローノーマルに慣れるのに時間がかかるだろうことはある程度覚悟してましたが、Ⅴブレーキとカンチのタッチがこんなにも違うとは・・・。

 多分山道の下りって、自分で考えている以上に繊細に、緩急をつけてブレーキレバーを握っていたのだと思います。そして微妙なタッチで、スピードをコントロールをしていたのだと思います。でもこの日は、注意しているつもりでも、そうするつもりのない場所でブレーキが効きすぎたり、タイヤをロックさせてしまったりということが何度かありました。これには本当に肝を冷やしました。こういう微妙なブレーキタッチって、街中を走ってるだけでは身につかないもののような気がするので、数をこなして早くⅤブレーキの微妙なタッチに慣れないとまずいなとかなり本気で思いました。でも急斜面では、ここでしっかりとスピード落とせたらという場面もカンチのときはあったので、慣れたら以前より対応力はあがるんだろうなと期待してます。まぁなんにせよ、いまさらⅤブレーキのタッチに、なんて言っているのってちょっと恥ずかしい気もしますが・・・。

 完組ホイールのクロスライドは、ちょっと重たいですが丈夫そうなので良し。ステム交換によってポジションが少しスパルタンになりましたが、ストローク63mmのFサスのときはこんな感じのポジションで走っていたのでまぁそのうち慣れるでしょう。この日もそんなには違和感はなかったです。あと先日も書いたようにOHしてもらったFサスはおかげさまで別物になりました。この日は以前の感覚で言えば山道走るには高過ぎる空気圧で走ったのですが、なんとかこなせてしまいました。これは間違いなくOHしてもらったFサスのおかげだと思います。

 僕にとっては決してサブ的な自転車ではないMTB。新しいパーツ、新しい機能の良さを早く引き出せるようになりたいです。