湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

再び偵察。そして多分、今年最後の表ヤビツTT

2007年11月16日 | 自転車生活
 とりあえず今回は諦めた神奈川グランフォンド。でもきっとどこか諦めきれなかったりもしていたのだと思う。なぜなら今日どこを走ろうかと考えたとき、再びあの日走ったコースを偵察しておきたい気持ちになったから。あの偵察のあとまたしても大きな台風がやってきたので、前回は走ることができたあの林道がまた走れなくなっているかもしれないと実は心配していたのだ。



 そんなことを考えて6時半に部屋を出たのだけれども、なぜかいきなりヤビツ峠。本当は前回とまったく同じコースを走ろうと思っていたのだけど、これからぐっと寒くなってきたら少なくともTT目的で表ヤビツを走ることはなくなるだろうなぁ、そういえば去年もこれくらいの時期が最後の表ヤビツTTだったよなぁなんてことを考えながら走っていたらつい曲がるべきではない交差点を左折して名古木に向かってしまったのだ。

 で、2ヶ月振りに走った今日のタイムは43分42秒。期待していたようなタイムではなかったけれども、今の僕の実力通りのタイムだと思う。でも走り出す前はちょっぴり期待しちゃったりもするんですけどね。全然調子良くないと思ってたのに、峠に着いてみたら結構良いタイムだったということも何度かあったりしたので。

 今年、一応の目標である40分を切れたのは3回。これに関しては悪くないと思うのだけれども、タイム的なばらつきは去年よりあるので、体力的には去年のほうがあったんだろうなと感覚的に思う。まぁ去年のほうがしっかりと走っていたわけだから当たり前といえば当たり前なのだけど。なんにせよロードで走る表ヤビツのTTは僕にとってトレーニング的に走る唯一の機会なわけだから、そのときどきのタイムに一喜一憂することなく(喜ぶのはいいか^^)、タイムが良かろうと悪かろうと流したりせずに手を抜かずに頑張るという姿勢でこれからも走っていくことにしよう。



 表ヤビツをあとはいつものように護摩屋敷の水場。



 そして護摩屋敷の水場のあとはこれも毎度の菩提峠。本当の峠はこの少し手前なのだけれども、そこは丹沢の表尾根を歩く登山者の駐車場になってしまっていて風情も雰囲気もあったものではないので、僕はここを勝手に自分のなかで菩提峠と決めている。



 そんな菩提峠から見下ろした山の斜面は薄っすらと色づきはじめていた。今朝は曇りだったからこんな感じに薄っすらとしか見えなかったけれども、日が差していたらそれなりにきれいに見えるんだろうな。



 菩提峠を下りながら目に入ってきた景色はまるで真冬のように寒々しかった・・・。こういう感じの雰囲気も僕は嫌いではないですけど。



 で、そのあとは本来の目的だった偵察のためにある林道へ。えっと、今回“ある林道”とぼかした理由については、なんとなくご推察頂けたらと思います。少なくともオフ会として神奈川グランフォンドを計画するのは無理そうだという感想から事情をご理解頂けたらと思います。今日はなぜかたまたまゲートが開いていたのと(開放されていると都合良く解釈したわけです)、それからこういうところを走ることにおいて僕には僕なりの方針があったりするのだけど・・・



 前回の偵察のあとにやってきた台風もこの林道にそれなりの被害をもたらしたようだった。再び整備の手は入っていたけれども、タイヤを泥だらけにしてしまった。ここはそこを抜けたあとの場所。杉林の多いなかにあらわれた落葉広葉樹が残された谷に一瞬心を奪われた。



 台風のせいかこんな感じの路面もあったけれども、僕はこういうところを走るのは大好き。



 そしてある林道を抜けたあとは荻山林道の下り。何度走ってもここはインパクトありますね。路面の砂や木の葉でタイヤがスリップしそうなので慎重に下っていきます。



 しかしホントに道が細いな。



 周りが杉林になるとその上暗くて怖い。

 ずっとブラケットを握って下り続けたせいで、下り終えたときは握力の鍛錬をやったかのように前腕が張っていた。ドロップ部分に持ち変えようと思っても、時すでに遅しといった感じで無理だったのだ。あ~、疲れた。ここを下るよりも表ヤビツを下るほうがダウンヒルを楽しめるから当初はこちら側から上ろうとしていたのだけど。まぁ色気を出してTTを選んでしまった自分が悪い。仕方ない。

 荻山林道を下り終えたあとは素直に江ノ島まで。4時間くらいのライドだったけれども、薄っすらとした紅葉をはじめいろいろな景色が楽しむことができて満足だった。自転車で走るにはもちろん晴天が一番だけれども、こういう薄曇りの天気もそれなりに風情があってたまには悪くないですね。