その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

本懐をとげる?

2022-06-04 06:58:44 | 転職

『子持ちアユ』の本懐とは…?

こちらは、山形県白鷹町の「あゆ茶屋」…「日本一のやな場」をウリにした観光施設のひとコマであります。「アユ」は川を流下し、下流域で産卵し、稚魚の時は海で生活する。そして、川を遡上、成長し、産卵のためにまた川を流下する。「やな場漁」はこうした「アユ」の生活環を利用した漁法なのでありますが、『子持ちアユ(落ちアユ)』は、当然、秋が旬…冷凍されて、定番の塩焼きにされて、こうして『おやじぃ』のお腹に収まってしまいましたよ。(友人『ノロ社長』のおごりですけれど^^;)「アユ」に『本懐(本来の希望)』というものがあるならば、道半ばで『ワナ』に掛かり、一年という短い一生を終えてしまった儚さよ。(いちいちそんなことを考えていたら食べることが出来なくなってしまいますけれどね^^;)
さて、欠株だらけの田んぼの補植を終えて満足し、止せば良いのに「武士の一分」という配信映画を観てしまいました。『一分(いちぶ)』と読めば、単位やごくわずかなことのたとえを指し、「一分(いちぶん)」と読めば、人間としての面目、名誉を指すから、日本語って本当に難しい。山形県出身の故)藤沢周平さん「盲目剣谺(こだま)返し」が原作で、木村拓哉さん主演の映画も『武士としての面目』が描かれた時代劇なのでありますが、果たして『人を斬ること』で面目を保つことになったのか…どうも日本人というものは、『潔さ』や『本懐をとげる』ことを美化し過ぎるきらいがあるように思える。(ある一定層の人間を指して、日本人と一括りにしてしまうのは間違いの始まりではありますけれど^^;)そして、また、『おやじぃ』のお腹に収まってしまった「アユ」に対して「アユよアユ!お前は本懐をとげられたのか?」と問いかけるのであります。(ほぼ、アホくさい^^;)

ドラマ「おしん」の「いかだ」を再現した?

さて、明治に生まれ、戦前戦後を逞しく生きた女性を描いた「おしん」の平均視聴率は52.6%もあったようで、今考えれば『お化け番組』でありますわなぁ…放映直後は『大根飯ツアー』なんぞも企画されておりまして、コチラ、大江町の「道の駅」には、農家の口減らしのために奉公に出される「おしん」が乗った「いかだ」を忠実に再現しましたとの案内で朽ち果てた「いかだ」も展示されております。「明治時代にボルト締めかい?」と妙なところにツッコミを入れますが、『ドラマで使用されたいかだを再現した。』のであって、『明治期に使用されていたいかだを再現しました。』とは書いていないから、これもアリかと納得する^^; 『あやかり商法』のひとつではあるのだけれど、朽ち果てた姿に時代の流れを感じたところでありますよ。「おしん」のネーミングは、「信じる」「信念」「辛抱」etc.が由来となっているのだとか…これまた、日本人が好みそうな言葉の羅列でありますことよ。
はてさて、アルバイト作業と言いつつ、こうして気晴らしにさせて頂いている^^; 下級武士の生き様を描いた「武士の一分」も架空の海坂藩で山形県が強くイメージされ、「おしん」にいたっては『貧乏ど根性物語』が、山形県のイメージに深く定着してしまったような気もするが…しかし、「貧乏」「辛抱」という風土は確かにあるようにも思える。今の『おやじぃ』に不足しているのは「辛抱」という生活態度かも知れないなぁなんてね。そしてまた、「アユ」に思いを馳せるのであります。アユは上流域で体力を蓄え(成長し)、産卵(子育て)のために川を下ったのであります。それが『本懐(本能)』というものならば、人はどこを目指して、上り、下れば良いのか?都会であれ、田舎であれ、幸せに暮らせる場所を探さなければならないとすれば、「等しく機会を与えられる」のも政治の力なんじゃないかなぁなんてね(笑)

#戦争反対 人には等しく平和で、安全な生活が補償されて欲しいもの。「戦い勝ち取る」ことが『本懐』…大人の都合を若者たちに押し付けてはいけないと思うのだけれど…。


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