イネは「入熟期」…押せば乳状の液体が出てくる^^;
『おやじぃ』は、ホワイトコーンやお盆用の枝豆の収穫を終えた畑の草刈りに汗を流しております。一年の経つのが早いねぇ…お盆が終われば、早速、秋野菜の定植場所を確保するための準備であります。ハクサイ、キャベツのポット播きは終了しているから、刈り倒した草を集めて、肥料を撒いて、耕運して…この時期に雨が続くと予定が狂ってしまうのよ。それはそれで秋野菜の高騰につながる訳であり、このブログで何度も書いているけれど、農業なんて『他人の不幸(天候不順)』を待っているフシがある。天候に恵まれ、豊作ならば安値かい?田舎といえど、年寄りたちも『手間』にならないと野菜作りから撤退しているから、そんな間隙が我が農園の生き残るための『隙間』なのかも知れない。
今年も「夏秋きゅうり」は失敗の様相であるけれど、それを補うように「抑制きゅうり」が定植から1ヶ月もしないのに少しずつではありますが収穫できるまでに育ちました。ここまで成長すると、葉っぱの「蒸散機能」も整って、日中ピーカンのお日さまでも萎れたりしない。今年は単価が良いので『皮算用』が頭をグルグルと巡っておりますよ^^;
我が亡きお袋と年齢的にも近い方ですが…
毎朝精が出る…夏場は早い時には4時頃から畑に出ていますから^^; と言うか日中は暑いのでね、朝仕事を終えて手押し車を推しながら家に帰る様子です。『おやじぃ』が後ろ姿を写しているのは、『おやじぃ』が丁度出勤したところだから…この先に交通量の多い国道がありましてね、「朝の出勤時間帯だから気を付けて。」と声を掛けると「ババが立っていると車の方で止まってくれる。」と笑って応えてくれる。とは言え、20年以上前に、ご近所のご婦人が車と接触して亡くなっておりますから、『おやじぃ』はそれだけが心配…『おやじぃ』は年寄りたちに「余計なことはするな。」などとは言わない。いくら座敷に飾られても、「役に立たない。」「期待されていない。」と感じてしまうと、生きる意欲を失ってしまうと思うんですよ。
はてさて、田んぼのイネも、あと少しで稔り、頭を垂れるはずである。暑い暑いと天に向かって文句を言うのも、もう少しで肌寒いという文句に変わる。「稔るほど頭を垂れる稲穂かな」などという川柳もありますが、自分の勤め人時代のことを振り返ったりすることもある。昇進する度に偉くなったような気になっていなかったかなぁ…所詮、小さな社会での地位でしかないのにねぇ。子どもの頃は「あと少し」「もう少し」と大人のウソに騙されながら仕事を手伝わされた記憶であるけれど、我が人生も「あと少し」のところに来ているのよねぇ…「もう少し」だけ生きて、充実感を持って振り返りたい。秋野菜作れるのも、あと何回巡ってくることやら(笑)