その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

海の声が知りたくて…

2024-08-12 08:26:35 | 巡礼

「八海山原酒」と「岩ガキ」…散財した(笑)

 前日、知人若夫婦の別れ話を聞かされて気が滅入ってしまった。「失われた10年より、これからの10年を大切にしなよ。」と友人『トシパン』が前回励ましたのだけれど、『失ったモノ』というよりは、『愛』というものが『憎しみ』に変化している。「可愛さ余って憎さ百倍」などとも言うけれど、家内労働での立ち位置や補償など、彼の中では10年間の不満が一気に爆発してしまったようである。友人『ノロ社長』は親分肌だから、明日もまた来て発散しろとアドバイスするけれど、あのね、君は夜7時30分には寝てしまうでしょう^^; その後、ウダウダと話を聞かされるのは『おやじぃ』な訳よ…お陰様で、昨日は二日酔いじゃないかぁ。
 時は、お盆前であるから日曜日と言え、休んでいられない。帰省客にふるさとの実家では、『お袋の味』が大盤振る舞いされるに違いない。自慢のホワイトコーンを収穫し、枝豆を出荷すれば間違いなく売れるのである。漬物用の薄皮丸ナスだって、懐かしいと食べていただけるはずである。近所のご家庭にも懐かしい顔が帰ってきた。結構な本数のホワイトコーンを収穫したはずなのだけれど、懐かしい顔を見かける度に「ホレ、食え。」なんて配ってしまっている。大事な『売り物』だと言うのにねぇ…何がしかのお礼が返ってくるはずである。(何と、邪な心の百姓であることよ^^;)


日本海「岩船港」…向こうは「粟島」よぉ^^;

 さて、太平洋側から東北地方に向かって台風がやって来そうな雰囲気でありますが、西の海「日本海」なら大丈夫なはずである。友人『ノロ社長』が、またぞろ酒宴を開くというお誘いではあるけれど、二日連続で別れ話を聞かされたのでは堪らない。自分自身の心が(視野が)狭くなってしまう。こんな時の『山猿』は海を見るの限る。少しは海の向こうにあるはずの大陸に思いを馳せようではないかいな。ほれ、すぐそこに中国が見える…な訳あるかい。新潟県の粟島である。
 はてさて、海の景色で気持ちを浄化し、目的は日本海の「岩ガキ」である。一杯850円…さらに大振りな950円というサイズもある。(海岸縁のお魚屋さんなら500円前後で買えると思うのだけれど…)気持ちが大きくなって、今日のメインディッシュとして『おやじぃ』が奢ってやろうじゃありませんか。ついでに、新潟県の「八海山」原酒…かつて「越の寒梅」が人気を博したけれど、『おやじぃ』たち山形県民からすれば、水っぽくて飲めた代物ではなかった。(都会人は、スッキリした飲み口と言うに違いない。)もう30年も前に、民宿の親父が「これからは、この酒だよ。」と勧めてくれた酒である。いいねぇ、いいねぇ…たまには贅沢を。お陰で、お財布の中身は空っぽであるけれど、胃袋と心の浄化が大切なのよ^^; はて、家族には、海に行ったことがバレないように、チャーシューの切り落とし(650円)を一袋…製造元からネタバレすると言うのにねぇ。人生、こうした隠し事、交渉戦術も必要なのよ夫婦にはね。なんて自分に都合の良いことを考えながら、気分を良くして帰って来た『おやじぃ』でありますよ。さぁ、今朝は枝豆の収穫からスタートしますかね(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする