その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

老婆それぞれ…

2024-05-12 06:25:14 | 巡礼

「ゼフィランサス」は「西風」が語源?

何故か田んぼのあぜ道に、草に紛れてこの花を見て素直に美しいと思った。(栽培品種なのに何故という疑問^^;)どうやら、「ゼピュロス(ギリシャ語:西風)」が属名の由来となっているらしい。我が在所では、「東風が吹くと雨になる。」という言い伝えがあるけれど、地中海気候のこの国では、「西風が吹くと雨になる。」のかしらなどと思いを馳せる。何せ、この花には「便りがある」「期待」という花言葉があり、雨が降ると花径を伸ばして花を咲かせるという説もある^^;
話は大きく変わって、『おやじぃ』の納品完売記録継続中…「オオバギボウシ(うるい)」を悪戯で置いてみるが、これさえ売れてしまう。「こんなもん、裏の畑や庭に生えているのに…」…スーパーで片手一握り程度の量で198円で売られていた。そんな訳でというより、「ごっつぉ(ごちそう)しておごやい(してください)」と言えない方々、裏の畑や庭もない方もいらっしゃるのかも知れない…そんな思いで置いてみたのだけれど、調子に乗って、昨日は両手で一握り程度の束を二つ置いてみた。「こいづなんぼや?(これいくらですか?)」と値札を打つ前から見知らぬ老婆が尋ねてきた。「ふたっつけろ!(ふたつください)こんなものひとつ煮たところで何にもならない。」と即座に完売…「大鍋でにんなだが?(煮るんですか)」と聞いたら「何言ってかわがんね。(分からない)」と言って早々に帰っていきましたとさ^^;
我が在所では、油揚げや鯖缶で煮て食べる…煮物としては美味しいのだけれど、若者は食べないだろうなぁ(笑)


100円のカップ焼きそばで晩酌を…

さて、午前中は納品と菊花の植え替えを行い、ひと眠りしてから田起こし作業…畑と田んぼの両立は中々忙しい^^; 夕刻、トラクターの車庫を一時借用している老婆のところに行って、「ぎんぼ(オオバギボウシの在所名)食うがぁ?」と尋ねたら「青物(葉物)が何もねぇ。」と答えが返ってきた。ならば「シュンギク嫌いだがぁ?」と尋ねたら「すぎだぁ。(好きだ)」とのこと、疲れた足を引きずって収穫して「はい、車庫代!」とケロリとして渡す^^; 「ところで、油揚げ、鯖缶買い置きあっがぁ?(ありますか)」と聞けば「オラ、肉魚はあんまり好きでないから、菜っ葉あっといいなだ。(あればよい)」ですと…彼女は一体何を食べて生きているのでしょか?そうです、『年喰って生きてます』(笑)
はてさて、もう一方の『未亡人』はと言うと、『お盆豆(仏様に供える枝豆)』を食べたいから、「畑をうなってくれ。(耕運してくれ)」と頼まれた。当然、無償のボランティア…「田んぼ終わってからなぁ。」と念を押し、「今植えたら早いから、お盆前に実入ってしまう。(登熟する)」と語っていたのだけれど、お茶のみ話で「まだ、うなってくれでね。(耕運してくれない)」と悪態をついていたようである^^; これで分かったかね、環境省官僚の皆さん!お年寄りは、『どっぺがえし(繰り返し繰り返し)』同じ話を繰り返し、一旦、気がせくと自分都合で話が変わってしまうのである。時として、自分都合で吊し上げを食らうのである。それを承知の上でお付き合いしなければいけないし、怒ってみても仕方がないのだよ…オラもその内、そうなるに違いない(笑)

 


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