その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

損して得とれ…

2024-05-21 06:03:53 | 巡礼

バラ4本「死ぬまで気持ちは変わりません」…

はて?子どもの頃、バス停を降りたダラダラ坂を下ると、バラの花でアーチを作ったお宅がありまして、子ども心に『裕福』さを感じておりました。いつかは、そんな家に住んでみたいと思っておりましたが、お百姓さんをやって、アブラムシやうどんこ病が厄介であると、いつの間にかそんな夢も忘れておりましたなぁ…高畠駅「太陽館」入口脇の花壇のバラが今が盛りと咲いております。そして、『おやじぃ』自慢のスナップエンドウも今が盛りと稔っておりますよ^^;
嬉しい限りでありますが、栽培に然したる技術が必要な訳でもなく(実際には孫蔓の摘枝など、良品作りのためのプロの技術は存在する^^;)高額取引商品だから、直売所では『おやじぃ』の独壇場だったものが、追随するライバルが2名ほど現れた…「競合相手が出来たらどうする?」と長男『ポン太郎くん』に問いかけてみる。(当然、モジモジするだけで応えがない^^;) ①単純に他者より値段を下げる…これは値下げ競争になってお互いの首を絞めることになる。(日本の経済に似ている^^;) ②量目を増やしてみる。(これまた実質値下げ)③他者に負けない品質を確保する。④新たな市場開発を試みるetc.と『おやじぃ』の講釈は続く。(きっと聞いていないに違いない^^;)


ご自慢のアスパラ畑も老朽化…

さて、『おやじぃ』もライバル社が気になるから、お相手の商品の品質を確認する。『おやじぃ』もそうだったけれど、目先の現金が欲しいから少々早取りになっている。今年は「9割程度の実入りが豆類は甘いはず」との信念を捨てて、スーパー並みに実入りした丸々と太ったスナップエンドウを出荷するように努めている。(収穫したい、金が欲しい…待てまてもう少し。つまり、腹黒い^^;)作業効率を考えて、バラ詰めした方が楽ではあるけれど、ちょっとした手土産にも使えるように小袋にきれいに縦並べ、量目は食べて満足が得られるように現在150g、独自の規格外品は当然弾く(味は同じなのに…つまり、腹黒い)、直売所一店は、駅の売店であり、温泉入浴客と乗降客がお相手だから、老人向け、ご婦人向けを考える。もう一店は専門の直売所だから、ターゲットは主婦層であり量も売れる…しかし、そろそろ供給過剰になる頃合いである。
はてさて、供給過剰で売残りを出して来た経験があるから、オッカーの職場(ご婦人方が主体)、長女『有季菜先生』のアルバイト先の社長(実は社長夫人向け)にまで、「いつもお世話になりまして…」とごあいさつ代わりのスナップエンドウを…結果、大変美味しかったとご注文を頂戴しましたよ。(実は、これが狙い…つまり、腹黒い^^;)息子よ、「損して得とる」ということわざがある…『おやじぃ』が「100円で売れ!」と言ったら、最後まで100円でしか売らないような生真面目(おバカだねぇ^^;)な性格だから、長男『ポン太郎くん』に商売哲学を植え付けておりますよ…きっと、聞いていないと思うけど(笑) さて、ご注文いただいた数量分、まずは先に収穫にいきますかぁ。(つまり『おやじぃ』は腹黒い!)

コメント
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