その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

「先手を取る」と「後手に回る」と

2024-05-09 06:08:24 | 巡礼

このボタンも子どもの頃から咲いている^^;

子どもの頃、家の庭には、庭木の外に、さくらんぼ、夏リンゴ、秋リンゴ(紅玉だったかなぁ?)が植えてあった。その外、裏の畑には、ぶどう、和梨、赤スモモ、梅、クルミがあったのだけれど、すべて切り倒したり、枯れてしまっている。米沢藩足軽屋敷の区割りだから決して広くはない敷地にである。(ちなみに、我がご先祖さまは、山形県東根市出身のJターン移住者なので米沢藩とのつながりは一切ない^^;)「家の子どもたちが、腹を空かせて他人様のモノに手を掛けないようにと、『おじんちゃ(曾祖父)』が植えたもの…。」今は亡き我が祖母は、そんなことを言っていた。(そんなことを言ったって、育ち盛りの悪童4人(我が叔父たち)が悪さをしなかったとは思えないのだが^^;)思い出の木々ではあったけれど、今でもスズラン、ボタン、ツツジと子どもの頃から同じ場所で咲き続けております。
はて、さすがに平場だから笹、竹の類は無かったなぁ…そんなもん植えたら、狭い屋敷が一杯になってしまう。したがって、タケノコは頂き物であり、「笹竹」なんて大人になってから味を覚えたタケノコでありますよ。『貧乏生活』を装っていても、友人『ノロ社長』のお買い物は、旬のモノ…食べ物くらいは田舎暮らしを自慢、満喫したいものである^^;


根曲がり竹、月山竹etc.と呼び名はある…

さて、我が農園「山菜エリア」のわらびは、ほとんど終末を迎えたような気配であります。そういう時に限って「夢屋さ~ん!お願いがあるのぉ~!」と直売所のおネェさん。(嫌な予感がするから…)「オラ、人妻キラ~い。で何?」と聞けば、「今度の金曜日に、わらび2kgちょうだい。」ですと、もう一日で2kgはムリである。実家で塩漬けにするんですと…「ならば、今日の分も含めて自分で塩漬けして持っていきなよ、簡単だから。」桶も無し、大鍋も無し…「ならば、ボウルでもバケツでも良いんです。塩を振って軽く重しを掛ければ水が出るから。」と直接指導^^;
しかし、家に帰ってから考えた…今の人に「塩を振る」と言ったら、食卓塩をパラパラと…いかん!電話を掛け直し、我々の常識外の量の塩だから…真っ白になるくらいの塩の量と念を押す。
はてさて、日々の野菜や山菜を売って思うこと…食べ方(料理の仕方)を知らないと売れないわなぁ。ご婦人方に、下処理や調理法を聞かれることもしばしば…ほとんどが、祖母やお袋がやっていたことを見聞きして(場合によってはネットで確認し)『おやじぃ』も試した方法である。売り手が食べ方知らないんじゃしょうがないわなぁ…今風なら、レンチンを使う方法も『婦人会』との雑談の中から仕入れますけれど^^; 宮本武蔵の五輪の書…『聞かれて調べて語るのは後の先』『客のニーズを予測して調べておくのが先の先』…『おやじぃ著 火の巻』をしたためてみますかね?
熊本県水俣市での環境省の対応は、『後の後』…これを「後手に回る」というんだわぁ(笑)

コメント
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