その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

見た目勝負の世の中で…

2024-05-19 06:03:19 | 巡礼

犯人(虫)は「キスジミノハムシ」です^^;

カタカナだと口が回らなくなりそうな虫の名前…『黄筋 蚤 葉虫』と漢字表記して区切ってみると姿が想像つくかしら? 春先のアブラナ科作物の害虫であり、成虫が葉を食害すると丸く小さな穴が開き、土中の幼虫が根を食害すると、画像のような食痕が残ってしまい見た目が著しく悪くなる。「無農薬(殺虫剤未使用)です」と表示してみようかしら?『おやじぃ』は、『無農薬農業』実践者ではないから、作物の成長調整には化成肥料も使うし、必要に応じて農薬(殺虫剤、殺菌剤)も使用する。不必要な薬剤を減らしたいだけである。こんなもの並べたところで売り物にならないから、家事消費ということになるけれど、オッカーは「甘いカブだね!」と評価してくれた。生育途中で、成虫が1、2匹飛んでいるのを見ているから、いるのは分かっていたけれど、土中の幼虫までは、まだ大丈夫だろうと過信した結果でありますよ。虫の名前の通り、成虫は2㎜程度の本当に小さな害虫なのだから…。
栽培者の意図が感じてもらえると嬉しいものである。ホウレンソウは、大株にしないで葉は大きく、茎が短い状態で出荷している。「このホウレンソウ柔らかいだろうなぁ?」と直売所である老人のひと言…きっと、かつてはお百姓さんをやっていたに違いないと勝手に想像しております。そうそう、老人向けに量と柔らかさを『おやじぃ』は意識しているのだから(笑)


取り敢えず第一弾のキュウリ植付終了

さて、『おやじぃ』の作業日程の読み違いで、例年より10日ほどキュウリの苗が届いてしまい、大急ぎで圃場を準備し、長男『ポン太郎くん』と植付を終了いたしました。別の場所にまだ4畝分ほどの苗が残ってますけれど^^; さすがに5年も独学を続ければ、『ポン太郎くん』も要領が良くなっており、手伝うはずの『おやじぃ』も指示を受ける立場であります。「穴あけと苗差しとどっちを選ぶ?」彼は躊躇することなく「穴あけ」を選択した…お陰様で『おやじぃ』は延々と立ったり座ったりの中腰姿勢を続ける羽目になる…今度は、ジャンケンで勝負を決めることにする(笑)
はてさて、このキュウリもまた「曲がり4㎝以上」で規格外となる。「曲がり1㎝以内」なら、秀品となるけれど、高騰期には価格差で10倍以上の差が出てしまう。「曲がっていても味は変わらない!」と断言したいところであるけれど、要は「見た目」と調理のし易さという消費者目線からの要求と価格である。こちらの意図・意識と消費者ニーズをはき違えてはいけない…曲がったキュウリは、地元の漬物会社と直売所で量と安さを求めるお年寄りにお買い求めいただいているのだから…世の中、やっぱり見た目よねぇ…『おやじぃ』とて、直売所に行くときは『お着換え』しますから^^;(作業服姿に変わりはないのだけれど、お出掛け用の作業服と仕事用の作業服は別なのである!)まぁ、土とお歳で薄汚れたジィサンのお野菜では、お買い上げいただくお客さんからの印象も悪かろうかと…売り子は、気の利いた女性陣ですから大丈夫でしょうけれどね(笑)


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