その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

増えよ育て…

2024-05-15 06:32:06 | 巡礼

ジッと待つこと2週間…

カットしたミニトマトの脇芽に立派な根が生えた^^;(増えよ、育て、地に満ちよ。)一本の購入苗から、こうして素人でも無限ループで苗が増やせる。(増えよ、育て、地に満ちよ。)さて、草勢も増したから定植しましょうか。(増えよ、育て、地に満ちよ。)…ちょっと待て、この世には「種苗法」というありがたい法律がある。「この法律は(中略)種苗の流通の適正化を図り、もって農林水産業の振興に寄与することを目的とする。」なんと、お国が種苗を守り、オラだ百姓を守ってくれるらしい。(増えよ、育て、地に満ちよ。)…だから、百姓は、この法律にしたがって、適切に品種登録された由緒正しい苗を購入しなければいけません。(増えない、買えない、儲からない^^;)ということは、これを植えちゃいけないの?高値で買ったこの苗の種苗会社のサイトを見たら、特に登録名として記載がなく、ほとんどの扱い商品はパテント切れの「失効」状態のようである。一方、日本最大手の種苗会社は、ほぼ自家採種「不可」…(増やせる、増やせない、どっちなの?)確かに、優良品種の違法流出で、異国で栽培された作物が流通し、結果、日本の生産農家が打撃を受けることは理解できる。また、長い年月をかけて品種改良した努力(知的財産権)を認めないわけではない。けれど、この法律による「農林水産業の振興」とは、大規模農家や大規模種苗会社を守ることが大義名分となっているのではないかと疑ってしまうのでありますよ。(増えよ、育て、大型化…こうして、自家採種を禁じる法律は世界標準となっているらしい。)ちなみに、家事消費のための利用は、制約を受けないようでありますけれどね^^;


「貧乏」と言いつつ、陰に冷中が…

さて、貧乏でと言いつつ、昨晩もお呼びが掛かり『晩酌会』…『おやじぃ』は最安値のプライベートブランドのビールに手を出すようになってしまった。一方、貧乏仲間の『ノロ社長』は、さすがにお昼のラーメンは止めたものの、『おやじぃ』に冷中を提供してくれた…家に帰れば晩御飯が待っているから『おやじぃ』の分まで必要ないのだけれど…(とは言え、この後、潅水作業が待っているからありがたいと言えばありがたい^^;)
はてさて、昨年サボって荒らしてしまった自宅裏の畑に『全面マルチ』で、小玉スイカと植えてみた…「スイカはねぇ、肥料は必要ないんだ。メロンは後から施肥しよう。」などと、長男『ポン太郎くん』に説明しながらの作業…かつて救荒作物でもあったジャガイモも植えて、昨年荒らした農地を蘇らせる算段でありますよ。(増えよ、育て、地に満ちよ。)小規模農家の生き残る道は、大型農家の間隙を縫って、アイディア勝負と思いつつ、そろそろ身体がついていかなくなっている。葉物は鮮度が命…回転数も上げられることを実証中でありますが、如何せん毎日が慌ただしくってねぇ。どうしたって、植えたら長期間採れる果菜類に頼らざるを得ない気もするが…そして、潅水システムの導入…さらには、水耕栽培かい?(増えよ、育て、借金の種)夕刻、相方『チャオちゃん』が引退宣言。今年は、肥料散布や草刈りなど、適期に手助けが必要だと覚悟してはいたけれど、「お前が作れ。」と言われても身体が空きませんて…また、何らかの手立てを考えなければいけないかも知れませんねぇ。増えよ「借金」、育てよ「金利」、地に満ちるのは「貧乏老人」だったりしてなぁ(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする