その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

『まるきん まるび』あったなぁ^^;

2024-05-02 06:38:25 | 巡礼

『〇金 〇貧』は、1984年の流行語大賞だった^^;

そう、そんな時代もあったんです。『1億総中流社会』などと、マスコミの作り上げた裕福感に踊らされ、みんな(自分自身)も中流だと思い込んでいるから、自虐的にこんな貧乏生活を送っていますと貧乏を笑い飛ばすことが出来た時代があったんです。
早期退職後、遂に事業資金が回らなくなった『おやじぃ』と、会社再建を目指す友人『ノロ社長』があこがれる『お金持ち生活』…「一度、銀座で若いオネエちゃんと飲んでみてぇ…。」何とちっぽけな夢であることよ^^; しかし、よくよく考えてみると、バブルの頃だって、飲んでいたのは会社経費で『お仕事』という理由(言い訳)が成り立っていた。所詮、自腹を切るときは、場末の飲み屋で、お顔に歴史を刻み込んだママと愚痴って飲んでいたのが関の山ではなかったのかねぇ…。今では、『〇金』は、裏金で赤坂辺りの料亭で『政治活動』と称して、日本の行く末を相談し、『〇貧』は、掘立小屋で『野の草』と自分で作った菜っ葉と昨日の残りモノで、明日の再起を期して飲んでいる。まだ、明日があると信じているから生きていけるのよ。ミジメでもなく、『〇金』は、余暇と遊びにお金を使い、『〇貧』は暇などないから、お金は必要ないと豪語する。それでもお腹が空くし、お金が無くても『お酒』だけは何とか調達してしまうから不思議な生活ではある(笑)


次の期待は「オカヒジキ」である^^;

さて、1棟は婦女子に人気のあるスナップエンドウが稔り始め、『おやじぃ』が担当する1棟は、すべて埋まり、2回転めに突入…再開次第では、もう1棟あるから、まだまだ収益を上げる要素はあると信じている。婦女子ウケするモノ、高齢者が好みそうなモノを中心に作物を組み立てているから、収穫・調整作業に手間が掛かってしまうのでありますが、今度は労働時間単価を考えてみようかねぇ。安全で、より安く、より良いモノを…大儲けは出来ないけれど、真面目に取り組んでいれば、そこそこに暮らしていけるのではないか?『〇金』は人の上に立つ仕事をし、『〇貧』は土の上に立って悩み込む…良いのよいいのよ、そこに『夢』があればと開き直るのでありますよ^^;
はてさて、円安が進み「これからは海外(輸出)に目を向けよう。」と大志を抱く友人『ノロ社長』と、輸入資材が高騰しても価格に転嫁出来ないでいる『おやじぃ』…「この農産物は、この程度の値段…」と約30年間の『低成長時代』で『常識的価格』というものが身についてしまったようである。収穫の労働時間も勘案して「値付け」をしたら、隣のオジサンのお値段は50円ほど高かったのですが、昨日は『おやじぃ価格』に合わせて来ましたよ。(決して自分のモノだけを「売る」ために、他より低価格設定している訳ではないのですが、迷惑を掛けてしまったかも知れない。)市場を通して(規格基準を満たして)販売している訳ではないから、スーパー価格と同じ値段設定には出来ないという思い…『〇金』企業は、データ捏造で信用を失い、『〇貧』はバブルの頃の『規格・基準』に縛られている。高級品を買える庶民なんて、今の世の中、ひとつまみだろうと思うのでありますけれどねぇ…情けなや(笑)

コメント
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