「何で上から目線なんだ?」
著名人がカメラの前で頭を下げる…はて、誰に対して謝罪しているものやら?
「謝罪」とは、罪や過ちをわびることではあるけれど、本人が「謝罪会見」しているにも関わらず、逆に炎上してしまう何故…これは「謝罪」ではなく「釈明行為」だからと指摘する社会心理学者がいらっしゃいまして、なるほどと納得した^^;
「釈明行為」は、①自らの関与を認めない。(否認) ②自分は間違ったことはしていない。(正当化) ③やむを得ない事情があった。(弁明) ④謝罪の四つの行為に分類されるんですと…なるほど、「現場の判断、行為と自らの関与は否定しておいて、『責任』だけは取る。」と言ってはみても、『責任』という言葉のイイトコ取りだけをする謝罪(釈明)だから心に響かないのかなんてね。ましてや『おやじぃ』は、全くの部外者であるから、どうでも良いやと流してしまうのでありますが、これが『謝罪する側』に回った場合は…と昔のことを思い出したりしましてねぇ(笑)
『集団』だったら許される?
さて、子どもの頃に悪さをして、「オレだけじゃない。」と言い訳する子が必ずいたものでありますが、この場合、罪(いたずら)は認めているのだけれど、その他大勢の『皆』を巻き込むことによって、罪は軽くなると思い込んでいたのだろうか?まぁ、大人だって「オレだけじゃねぇ!」と捨て台詞を吐いて、違反を『正当化』しようとする方もいるから子どもに限ったことではないかも知れない^^;
はてさて、これが部下の不祥事だったらどうだろう…『管理監督責任』という名の下に、『責任』を問われても部下の私生活まで監督する『責任』があるのだろうかなどと思ってしまう次第でありますよ。(そのことによって、業務に支障を来しているという場合は別問題ですが…)不承不承ながら頭を下げたからといって、間違いなく『謝罪』にはなっていないと思うのでありますよ…『謝罪』する対象者が不在だもの。
「謝罪」とは、「当事者間の再出発のためのセレモニーである。」と論じる方もいらっしゃる。そうそう、『おやじぃ』は今まで何度オッカーに『謝罪』してきたことか…心がこもっていないわなぁ。その場しのぎで頭を下げても何も解決していない。解決していないことをさらに追及しないオッカーに感謝すべきかも知れない(笑)