その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

鳴かぬホタルが…

2023-07-06 09:07:22 | 転職

「蛍草(ほたるそう)」はツユクサの異名…

東北地方ではこの時期に羽化を迎えるホタル…「蛍」の語源は「火垂(ほたり)」「火照(ほてり)」が転じたものという説があるようだ。助平な『おやじぃ』は、直ぐに「火照り」という言葉に食い付いてしまうのでありますよ。身体が火照るのは「更年期障害」「自律神経失調症」「風邪」etc.と病気を疑う場合もありますが、都都逸に『恋に焦がれて鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす』とままならぬ恋愛の心情を詠った秀作があるようですなぁ。蛍が恋に恋して光っても、身を焦がさないのは体内で起こる「酵素反応」だから…言ってしまえばそれまでですが、『鳴く蝉』も『光る蛍』も確かに「恋に焦がれている」ことは確かなようでありますよ^^;
はて、「ゲンジボタル」の光り方には『方言(地域差)』があるはずと調べていたのだけれど、最近の研究成果(中部大学)では、「ヘイケボタル」の未交尾♀は、発光が弱く、発光時間が短いという屋外観察と室内実証実験の報告がありましたよ。交尾後の♀は、♂に似た瞬きを伴う光り方をする。「アタシャ、亭主持ちです。」と光で忌避しているのかも知れませんなぁ(笑)


『本マグロ』は「クロマグロ」…

さて、こうした再交尾の「忌避行動」は、モンシロチョウ♀でも観察されているし、アゲハ科に属する「ギフチョウ♀」や「ヒメギフチョウ♀」の類では、硬い「交尾嚢」が作られる。(♂の分泌するタンパク質が硬化したものだから、勝手に『貞操帯』などと呼んでしまうのだけれど…。)おバカな『おやじぃ』は勝手に『貞淑な妻』を妄想するのでありますよ(笑)
はてさて、突然ですが、童謡「ほたるこい」は、作者不詳の秋田地方のわらべ歌が元歌のようである。『蛍の父は金持ちであり、夜は高提灯のお屋敷に暮らしている』ようではあるが、調子に乗って『天高く飛び回ると燕にさらわれる』と注意喚起してくれている^^; 『あっちの水は苦いぞ♪、こっちの水は甘いぞ…♪』なるほど、光(お金)を放ちながら『お水(酒)』を探し回るのは♂どもだから、早々に『こっち(自宅)』に帰れという歌だったのかとハタと納得するおバカな『おやじぃ』…ちなみにホタル♂は、ほとんどの種で口が退化して水しか補給しないようだから、『甘いお水』に誘われることはないようである。さらに付け加えるならば、世界では、ホタルの「発光」を真似て、近寄って来た♂を食べてしまう種もいるようだから、『夜の灯り』には注意が必要なようである(笑)

コメント
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