知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

高額セミナーのメリット。

2022年10月02日 | スキルアップ
最も費用対効果がよいスキルアップの方法は、
 本を読む
ということだと思います。

ただ、なかなか時間を取って、
 本と読むということは難しい。

その場合に、
 最近では、オーディブルがあります。

最近では、この本を聞いています。


オーディブルのメリットは、
 掃除をしながら、
 運転しながら
など、何かをしながら聞けるという点です。

本を読む場合は、
 目を離せないという、一定の制約がある
ため、
 目は離せないけど、考えなくてもよい作業をする場合には、オーディブルが有効です。
結構、そういう作業は多いので、時間の捻出は可能であると思います。

ただ、
 オーディブルの欠点は、メモしておかないと固有名詞は忘れる
ということ。

そのため、
全体を理解するということを目的とする場合は、オーディブル、
 試験対策など、暗記を伴う場合は、本
もしくは、
 オーディブル+本(二回目なので頭に入りやすい)
という感じで、工夫が必要となります。

ただ、ビジネスの場合、ひらめくことがあるので、メモがあると便利です。

また、ビジネスで使う場合は、
 スキルアップを目的とするものは、一度読んだり聞いたりした程度では習得できない
ので、
 本を読む場合には、
 本に線を引いたり、ノートを取ったりして、
 繰り返して読むことを前提とした作業をする
とよいと思います。

オーディブルの場合は、同じものを繰り返し聞きまくる。

まっさらな本の場合と、線が引いてある場合とでは、
 2回目を読む際の効率性が異なる
からです。

ノートの場合は、作る時間はかかるものの、
 見返す時間が短縮できるので、習得レベルを上げたい場合には有効だと思います。
逆に言えば、あまり見返さないノートは、作る時間が無駄になるおそれがあるということです。

そのため、見返すことを目的として、
 一字一句ノートに取るのではなく、使いそうなポイントをまとめる
ために、
 図やキーワードを中心に作成する
とよいと思います。


では、高額セミナーは必要なのか?

セミナーのメリットは、モチベーションアップと質問ができること。
特に高額セミナーの場合は、
 痛みを伴うので、元を取ってやろう
という意欲が生まれ、
 真剣に聞くので、習得レベルが高まる。

自分のお金を払うかどうかは、絶対に意欲に違いが生まれます。
MBAなどでも、会社から出してもらうのと、自費で取得するのとでは、真剣味の点で差が生じます。

そのため、
 子供がいる場合には、大学の授業料を現金で子供に渡し、子供が自分で預金口座に入れて、
 自分で銀行に行って大学に振り込むようにする
とよいと思います。

多くの親は、直接振り込んでしまうので、子供は大金が動いているという認識はあっても、
 実感は沸かないので、大学の授業に対する意識が異なります。
休講に対し、ラッキーと思うか、授業料を一回分、損しているので補講してくれ、というかの違い。

見たことのない桁のお金を自分で振り込むことで、お金を払っているという実感が沸きます。
これだけあれば、軽自動車が買えるなと思いながら、大学に振り込むことで、コスト意識が生まれる。

結局、他人の金であれば、痛みを伴わないので、何事も真剣さが薄れてしまいます。
官僚が無駄な公共事業をしたり、政治家が国民にばらまくのも、
 自分のお金ではないからです。

高額セミナーのメリットは、お金を払うことで、真剣に取り組むこと。
本やセミナーなどは、
 お金を払った瞬間にモチベーションが最大値になっているので、すぐに取り組む
ことが重要です。

 本は、買ったその日が最もよく読める。

さらに、高額セミナーの場合は、
 その代金の元が取れるかどうか
で、申し込みをするかどうかを判断するとよいと思います。

資格試験の予備校などは、
 合格した後で、どれだけその資格で稼げるか
を念頭に、予備校の授業料との、費用対効果を考えるわけです。

セミナーなども、同じ。


また、リアルのセミナーだと、同じように勉強している人が刺激となり、
 人脈にまでつながらなくても、モチベーションはアップする
と思います。

何でも、一人で実行するのは、難しい。
勉強仲間がいることで、つらいときにも、続けることができるようになるわけです。

大学のメリットも、そこで知り合った友人と遊びに行ったり、一緒に図書館で勉強したりすることで、
 勉強を超えた学びになり、よい思い出にもなる。

 オンライン講義のデメリットは、人づきあいが希薄化する
ということです。

学食で無駄話するということも、
 ストレス解消や、つながりによる精神的な安定
には非常に重要です。

リアルのセミナーもそういう意味でのメリットがあります。


ただ、最も重要なことは、行動すること。
 いい本だったな、楽しいセミナーだったな、金額だけの価値はあったな
と思っても、
 結局何もしなければ、費用対効果はゼロ。

元は取れない。

映画を観に行ったり、小説を楽しんだりするのとは異なり、
 ビジネス本やセミナーの意義は、行動することで、人生を豊かにする
ということなので、
 何でもいいので、学んだことを実行に移す。

質問ができて、実行に移しやすいのも、セミナーのメリットです。
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国連の無力さと、第三次世界大戦のリスク。

2022年10月01日 | 国家論
プーチン氏、アメリカは日本への原爆投下で「前例」作ったと ウクライナ4州併合宣言
7時間前 BBC News より引用

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は30日、
ウクライナ東部と南部の4州を一方的にロシアに併合すると宣言した。
「ロシア編入」の是非を問うため占領地で行った、ロシアが「住民投票」と呼ぶものの結果、
現地住民がロシア編入に賛成したと主張。
4州でロシアが任命した行政幹部4人と共に、「編入」のための文書に調印した。

プーチン大統領はウクライナの東部ルハンスク、ドネツク、南部ザポリッジャ、ヘルソンの4州の住民が
「あり得る唯一の選択をした」と述べ、4州は「永遠」にロシアの一部だと宣言した。
4州はウクライナ国土の15%に当たる。

プーチン氏は9月21日の時点ですでに、ロシアを守るためには「あらゆる手段を使う」、
「これは、はったりではない」と述べ、核兵器の使用をほのめかしている。
30日の演説でも、アメリカが第2次世界大戦で日本に対して原爆を2回投下したことに触れ、
「アメリカはこれで前例を作った」と述べた。

併合を祝うコンサートで大統領をポップスターのように演出するなど、
ロシア政府が作り出す「祝賀ムード」の中、
ウクライナでの戦闘と予備役の招集にロシア国内では警戒感も高まっているという。

************
ロシアの「併合」への非難決議案を否決 国連安保理 ロシアが拒否権、中国など4カ国棄権
2022年10月1日 18時56分 東京新聞より引用

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】
国連安全保障理事会(15理事国)は9月30日、
ロシアが侵攻したウクライナ4州を併合する試みを非難し、
加盟国に領土変更を認めないよう求める決議案について、
ロシアの拒否権行使で否決した。
賛成は米欧など10カ国で、4カ国が棄権。
米欧は同様の決議案を総会で採択する意向だ。
長引く戦争に各国の懸念が高まる中、多数の支持を得られるかが焦点になる。

*************

国連は機能せず、
ロシアは核による威嚇をし、
 日本が原爆を落とされ、全面降伏したようなことにならないような布石を打っている。

これが、
 第二次世界大戦後の国連の姿
であり、
 国際法がいかに無力であるかを示す事例
です。

大学時代、国際法(国際公法)を勉強していて(当時は山本草二の有斐閣が主流だったが今は絶版)、
 結局、国際法って、強制力がないから意味ないな
と思っていたところ、
 中国が南シナ海で国際法違反を行いながら、埋め立てて基地を作り、
 ロシアのクリミア、及びウクライナ4州の併合
がなされ、
 やっぱりな
という感じです。
本気で国際法を勉強して、そっちの世界に行かなくてよかったです。

中国も、ロシアも常任理事国でありながら、
 国際法に従わず、傍若無人な振る舞いを行い、
日本は、
 非常任理事国として、世界3位の分担金を出しています。

分担金ランキング 2020-2022
1 アメリカ合衆国(米国) 22.000% 693.4万ドル
2 中華人民共和国(中国) 15.254% 438.2万ドル
3 日本   8.033% 230.8万ドル
4 ドイツ 6.111% 175.5万ドル
5 英国   4.375% 125.7万ドル
6 フランス 4.318% 124.0万ドル
7 イタリア 3.189% 91.6万ドル
8 カナダ 2.628% 75.5万ドル
9 大韓民国(韓国) 2.574% 73.9万ドル
10 スペイン 2.134% 61.3万ドル


 安保理の常任理事国の拒否権という特権の存在により、
 常任理事国に対しては、何ら効力を持たない。

さらに、この常任理事国が、核の保有をほぼ独占し、
 核拡散防止条約により、その地位を独占的なものにしている。

そして、
 核を使って、周囲を威嚇する。
ロシアは既に国民を動員し始めた。

この理不尽さに対し、何もできないというのが現状であり、
 核を使った第三次世界大戦(ロシア・中国 VS アメリカ・NATO・同盟国)が繰り広げられる
きっかけになる可能性を秘めているわけです。

ロシアから若者を中心に、国外への脱出者が出ているように、
国民は戦争をしたくないにもかかわらず、
 権力者の意思決定によって、国民は否応なしに巻き込まれていく。

戦争の構造が理解できる事例です。
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