知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

朝日新聞の凋落の原因。

2022年10月23日 | スキルアップ


吉田調書の問題を理由に、
朝日新聞から実質的に追い出された記者による手記。

一言で言うと、
 朝日新聞は大企業病に陥り、組織が腐っている
という内容。

権力争い、責任転嫁。
先を読む能力の不足。
二枚舌。
 オリンピックスポンサーの獲得VSオリンピック中止の社説

反省能力の欠如。
 従軍慰安婦誤報への謝罪の遅れ。
池上コラム問題による言論封殺。

内ゲバ的な内部情報で、面白かったです。

ただ、
 安倍首相への憎しみ

 自分たちが正しく、中立と思い込んでいる点、
 権力は全て敵である
という
 左翼の物の見方
が、
 国民に正確な情報を提供し、民主主義を担保し、よりよい国を作ろう
という
 ジャーナリズムの精神を歪めてしまっている
のが残念なところです。

吉田調書問題も同じで、
 吉田所長の待機命令を無視して、東電職員が逃げた
という報道をしておきながら、
 書き方がやや過激だったが、職員を非難する意図ではない
 誤報ではない
という自分勝手な理屈を述べているのも、残念でした。

一般的な人が読めば、
 東電批判をしたい記者による東電職員及び東電に対する批判
と読むのが自然であり、
 朝日新聞が、誤報として対応したのは通常の判断。

自分は、権力闘争に敗れた被害者という見方は、
 まさに、傲慢病。
さすが奥様は、慧眼。
冒頭の奥様から言われたこの言葉こと、著者を表すのにぴったりな印象を受けました。

自分は監督責任を負うが、記者への処分は萎縮効果を生むので、止めてもらいたいというのも、
 新聞というメディアの影響力
と、
 歪曲された書き方で、名誉を傷つけられた被害者
のことを考えれば、処分されて当然。

大きな影響力を持つが故に、大きな責任を担う。

 誤報をすれば、責任を取る
そのつもりで記事を書くのがジャーナリストであり、
 そうならないよう必死で取材し、裏を取り、公平中立な立場で事実のみを報道しなければならない。

 世論を操ってやろうであるとか、この意図を感づかれないように盛り込もう
などというのは、情報操作であり、ジャーナリズムではないわけです。

この点は、関連企業のテレ朝も同じ。
社員の玉川氏の処遇も中途半端なものとなり、ほとぼりが冷めたころに完全復帰を予定し、
 退社後も嘱託社員でコメンテーターをしてもらいたい
というのが、本音なのだと思います。

本人も、お金が目的なら、フリーになればよいので、
 社員の安定的な地位と、局内で影響力を持ち、大切に扱われる
のが好きなんだと思います。

朝日新聞の凋落は、
 安倍憎しによる偏向報道(安倍元首相を恨んでいる理由も書いてありました)

 ジャーナリズム精神の欠如

 大企業病、官僚化
がもたらしているということがよく分かりました。

個人的には、収益頭が不動産業となった朝日新聞社は、
 ジャーナリズムの役目を終えて、
 赤字の新聞を廃刊にし、
 不動産とメディアの企業になればよい
と思います。

日本の新聞でありながら、誤報の従軍慰安婦など反日キャンペーンを転換し、
 自分たち以外の考えは、右翼と批判し、耳を傾けない。
 川柳などからも明らかなように、おかしな人が力を持ち、誰も止めようとしない。

無くなった方が日本のためになるということが、この本でよく分かりました。
コメント
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