知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

少子高齢化の問題

2018年05月24日 | 国家論
仕事の関係で地方にいく機会がありますが、
最近、思うことは、
 少子高齢化は、かなりやばい
ということです。

東京など都市部にいると、あまり気がつかないですが、
地方や山間部は、過疎が進んで
 集落がなくなりつつある
状況です。

日本の場合、森林が約7割。

平地の3割のうち、大都市部に人口は集中。

集落が消えていくということは、
 国家の財産が消えていく
ということになります。

かつては集落があれば、
 一坪3万円など、
 東京(赤坂)の100分の1であっても値段がついていた
わけです。

それが、今では、
 集落がなくなり、買手がつかない状況となり、
 土地の価値が事実上ゼロ
になっています。

そのため、田舎の相続では、
 土地の押し付け合い
が行われ、
 売るにも売れないという困った状況
になっています。

温泉地なども、
 廃墟となった建物が手つかずのまま残っていたりします。

一番困っているのは、
 地方自治体
です。

このままでは、税収はどんどん減っていき、
 相続されずに放置される宅地
も増えていき、
 ゴーストタウン化していく
ためです。

結局、インフラ整備の費用を捻出できないため、
 人口が減ると集落は朽ちて消えていかざるをえない
ことになります。

いずれは、
 移民の受入れ法案
が提出されるようになると思います。

すでに一部の地方では、
 外国人留学生を大量に受け入れたり、
都市部近郊では、実習生名目で、
 外国人を受け入れ、団地が外国人街のようになっている
ところも増えています。

国家は地方により、成り立っているので、
 地方が自立できること
が、結果として、国家の成長につながります。

ただ、
 地方分権の議論はなくなってしまいました。
橋下大阪府知事時代が、最近では一番、地方分権の議論がさかんだったと思います。
今は個性的な知事も少なくなっています。

少子高齢化時代を乗り切るには、
 移民
 留学生
 旅行者
の受け入れか、
国家(市場)として小さくなることは受け入れ、
 海外でガンガン稼ぐか
しかないと思います。

日本は、旅行者の受入れを推進しています。
旅行者が一定数、継続的に入ってくる場合、
 中央区の昼
のように、
 消費者を得ることができる
ことになります。

市場が縮小すれば、
 企業や事業主は、海外の市場で売上げを上げる
しか生き残れなくなります。

牛丼チェーンやラーメン店などがアジアに進出しているのが、
この現れです。


日本は、言葉と文化の壁に守られていたので、
 コミュニケーション系の仕事(コールセンター)はまだ国内にあります。

アメリカなど英語圏は、コールセンターは人件費の安いインドなどに移っています。

地方は、自動車部品工場など下請工場がありましたが、
 東南アジアに移ってしまい、
 地方から町工場が消えていっています。


国家としてどうやって、生き残っていくのか?
どうやって稼ぐのか?
稼ぐために必要なスキルは何か?


これを、国のみならず、地方自治体の単位や、個人の単位でも
考えていかないといけない時代になりつつあります。

国会の仕事はそういう長期ビジョンを議論する場ですが、
 首相つぶし
に忙しくて、中国のように5カ年計画といったビジョンが議論されることはありません。

個人についてみると、
山一証券が破綻した当時、
 企業に頼ることはできない
という意識がビジネスマンや学生の間で広がりました。

 どうやって、稼ぐのか?
ということで、資格が流行りました。

今は、資格を取っても、
 AIやそもそも、企業自体が少なくなる
ということで、
 仕事がなくなるリスク
が生じています。

そのため、
 プラスアルファのスキルを身につける
必要があります。

つまり、
 知的に成長し続けなければならない。

ただ、危機感を糧に、努力することで、
 平穏に生きられるようになるので、
 不安に思う必要はない。

どんな時代も頑張っている人は、選ばれる存在になるので、
 仕事がなくなったり、生活ができなくなったりすることはない
からです。

メディアは不安を煽りすぎるので、あまり気にしない方がよいと思います。
不安ばかりの毎日は、楽しくないので。

それに対して、危機感が原動力だろうと
 努力して、うまくいったときは、非常に楽しい。

大谷選手が楽しそうにプレーして、さらに結果を残しているのをみると、
 こっちまで楽しくなってきます。

少子高齢化の問題も、年金がなくなるとか、不安な面よりも、
 それでもなんとか暮らせるように、今できることは何かな?
 さらに、スキルアップをしておこう
と前向きな原動力に変えて、
 その結果、だれかに評価されたときには、思いっきり喜ぶとよい
と思います。

成長を実感することほど、幸せなものはないからです。
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