知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

天才を大切に育てる国を作る。

2024年08月28日 | 国家論
藤井聡太、二つ目の永世称号獲得 王位戦5連覇、5人目の複数冠
2024年08月28日 19時47分共同通信より引用

 将棋の第65期王位戦7番勝負第5局は27、28の両日、神戸市で指され、
先手の藤井聡太王位(22)=竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖との七冠=が
97手で挑戦者の渡辺明九段(40)を破って4勝1敗で防衛、5連覇を果たした。

王位連続5期獲得により、棋聖位に続き自身二つ目の永世称号となる永世王位の資格を得た。
永世称号を複数獲得したのは5人目で、22歳1カ月での永世二冠は史上最年少。

 終局後、藤井王位は「全体的に内容が押されていた将棋が多かったので、
防衛という結果は幸運もあった。今後も力をつけていかないといけないな、と思うシリーズだった」と話した。

*********
本当にすごい。
しかも、まだ22歳と若いのに、すでにレジェンドになっている。

 将棋界の藤井7冠
 野球界の大谷選手
 体操界の内村選手
 柔道界の野村選手、谷選手
 水泳界の北島選手
 テニス界の錦織選手
など、
 オリンピックで何連覇もしたり、
 日本人初でウィンブルドンなどで活躍したり

 各業界で天才的なレジェンド
がときどき誕生します。

共通点は、
 小さい頃から一つのことに集中的に打ち込んでいる
ということです。

そして、集中的に打ち込める環境が存在している。
特に、
 周りの大人が協力している。

 藤井7冠は将棋教室で大人と将棋を差し、
 大谷選手はお父さんが野球のコーチ、
 内村選手は両親が体操選手で、体操教室を経営、
 錦織選手は少年時代にアメリカに渡り、現地のコーチや仲間に恵まれている。
このように、
 才能の開花には、時間のみならず、環境やコーチ(教えてくれる人)が不可欠である
ということが分かります。

マルコム・グラッドウェル氏の著書
『天才! 成功する人々の法則』に出てくる「1万時間の法則」は、
 ただ1万時間を注ぎ込めば良い
というわけではなく、
 「正しい方法」で、1万時間を注ぎ込む
ことが重要なわけです。

「正しい方法」は、
 既にその道をたどったことのある人・その道のプロ
から教えてもらうのが一番効率的です。

道をたどり、ある程度の場所に辿り着いたら、
 その後は、自分で模索して、究めていく。

スポーツの世界は、
 年齢と共に、筋力の衰え
があり、
学問の世界にも
 能力の衰え
は存在する。

老いを受け入れて、
 次の世代に託す。


こうやって、
 スキルは伝承され、次のレジェンドを生む。

こういった
 様々な伝承により、文化が築かれ、国が反映する。


ただ、残念ながら、
 政治の世界には、レジェンドは生まれにくい。

今の日本において、
 政界のレジェンドが生まれれば、もっと豊かな国になる
と思います。

突出した政治家が生まれにくいのは、
 メディアが、ネガティブキャンペーンを展開して潰しにかかる
というのも、原因です。

今の日本においては、
スキルの高い若手政治家を支え、
 政策立案能力   (対官僚)
 リーダーシップ  (対党内)
 交渉能力     (対外国)
 プレゼン能力   (対国民)
を高められるようにサポートし、
 政界のレジェンドを育てる気質

 日本国民やメディアがもつようにする
ことが求められていると思います。

その意味でも、
 国民は、若手政治家を応援し、選挙に行き投票し、
 老いて判断能力が衰えた政治家を落としたり、
 政党に定年制を導入するよう働きかけたりする
必要があります。

日中友好議連で二階議員が話をしていましたが、
 こんなご老人が国民の生命や財産のために外国と戦えるのか
と不安になりました。

前面に立ち、実務を取り仕切るのは、
 若い世代であり、
経験豊富な老いたかつてのレジェンドは、
 サポートに回る。
これが、
 技術を伝承し、進化させる
という
 あらゆる分野に共通する原則
だと思います。
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